競艇のAI指数(ai-shisu.com)の口コミ・評判は本当?無料AI予想と運営情報を検証してみた
結論を先に置きます。 今回の調査では、AI指数(ai-shisu.com)を詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 むしろ、競艇予想サイトにありがちな「無料ポイント進呈→高額プランへ課金」という導線は確認できず、予想は全レース無料で公開されています。
ただ、舟券を買う前に確認しておきたい点が3つあります。 ① 運営は「シュウ」さん個人名義で、特定商取引法に基づく表記・会社概要・問い合わせ窓口にあたるページが公式サイト上で確認できなかったこと(2026年6月16日時点の当サイト調査)。 ② netkeiba・netkeirinに同名の予想家ページは実在するものの、そこでの「プロ予想家」は公的・第三者の認定ではなく、各サービス内の制度上の肩書きであること。 ③ 「期待値1以上の買い目を買えば勝てる」という考え方には、競艇の払戻率(控除率)という構造的な落とし穴があることです。
まずは3つに分けて見る
予想サイトやAI予想を調べるときは、「確認できた事実」「サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を分けて整理すると判断しやすくなります。
| 確認できた事実 | 公式サイト(ai-shisu.com)が実在し、競馬・競輪・ボートの予想を全レース無料で公開していること/開発者「シュウ」名義であること/netkeiba・netkeirinに同名の予想家ページが実在すること/ドメイン登録日が2019年5月21日であること |
|---|---|
| 宣伝されている内容 | 「月間5万ユーザー突破」「競馬・競輪・ボートのAI予想サイト」「過去数年分のデータから艇ごとの1着率・三連単の的中率を計算」「期待値1以上の買い目を狙う」など |
| 確認できなかったこと | 特商法表記・運営主体の法人登記/表示される的中率・回収率を第三者が再現検証する手段/「期待値1以上で勝てる」が長期的に成立するか |
① どんなサイト?無料AI予想の中身を確認
AI指数(ai-shisu.com)は、開発者の「シュウ」さんが競馬・競輪・ボートレースの予想を無料で公開しているAI予想サイトです。 公式サイトのトップには「月間5万ユーザー突破!競馬・競輪・ボートのAI予想サイト」と記載されています。
競艇予想では、レースごとに各選手の「予測勝率(1着率)」を高い順に表示します。 たとえば下の画面では、1号艇の選手を84.5%の確率で1着と予測する、といった形です。
さらに、三連単の買い目ごとの的中率を一覧で示し、的中率が高い買い目はオレンジ色の背景で色付けされています。
予想サイトにありがちな「無料予想で体験させてから、LINEで高額プランへ誘導する」という課金導線は、今回の調査では確認できませんでした。 予想はサイト上で全レース無料で公開されており、この点は当サイトがこれまで扱ってきた多くの競艇予想サイトとは性格が異なります。
② 運営者「シュウ」さんの情報を検証する
特商法表記と運営主体
公式サイトのフッターには「© 2019-2021 シュウ」とあり、本文でも「私、シュウ」と個人名で書かれています。
一方で、特定商取引法に基づく表記・会社概要・問い合わせ窓口にあたるページは、公式サイト上で確認できませんでした(2026年6月16日時点の当サイト調査)。 有償の商品・サービスを販売していない無料サイトの場合、特商法表記が必須とは限りません。 ただ、運営の主体(個人か法人か・所在地・連絡先)を外部から特定しづらい点は、知っておいてよい情報です。 法人名が分からないため、国税庁の法人番号公表サイトでの法人登記の確認もできませんでした。
ドメインは2019年取得、運営歴は6年以上
ドメイン ai-shisu.com の登録日は2019年5月21日、登録事業者はAmazon Registrar、登録者名はプライバシー保護サービス名義でした(who.is、2026年6月16日取得)。 運営歴は6年以上あり、競艇予想サイトの中では比較的長く続いているサイトといえます。 AI指数は競艇だけでなく、競馬・競輪の予想にも対応しています。
netkeiba・netkeirinの予想家ページ
開発者のシュウさんは、netkeiba(競馬)に「シュウの激走AI指数」、netkeirin(競輪)に「シュウのAI指数極」という予想家ページを持っています。 netkeibaのプロフィールには「大学で物理を専攻し、現在はITベンチャーでエンジニアとして従事。機械学習の研究目的で競馬を本格化させ、AI指数を開発。……ウェブサイトで無料公開している」と記載されています。
ここで一点、整理しておきたいことがあります。 これらは「プロ予想家」として各サービスに掲載されているものですが、国家資格や公的機関による認定ではなく、netkeiba・netkeirinそれぞれのサービス内の制度上の肩書きです。 「公認」という言葉から、公的なお墨付きまで連想しすぎないほうが安全です。
③ 「期待値1以上で稼げる」の読み方
AI指数の使い方として、「期待値=的中率×オッズ」を計算し、期待値が1以上の買い目を買えばプラス収支になる、という考え方が紹介されることがあります。
この考え方には、確認しておきたい点が3つあります。
1つ目は、競艇そのものの構造です。 BOAT RACEオフィシャルウェブサイトによると、舟券の払戻金はモーターボート競走法にもとづき売上金の「100分の75」を基準に定められています(2026年6月16日取得)。 つまり売上のうち、おおむね25%が控除される仕組みで、購入者全体で見れば長期的にマイナスへ働く構造です。 「期待値1以上だけを買う」という戦略は、この控除率を上回り続けて初めて成立します。
2つ目は、的中率の出どころです。 AI指数が示す「的中率」は過去数年分のデータから計算した予測値で、実際のレース結果を第三者が同じ条件で再現検証する手段はありません。 競馬・競艇など公営競技の予想情報業界には、実績を認証する公的機関や公正競争規約が存在しないことを、消費者庁も2024年の注意喚起の中で明らかにしています(同注意喚起は競馬情報業種についての言及ですが、消費者庁の公正競争規約の設定業種一覧にも、競艇・競輪・競馬の予想情報業種は含まれていません)。
3つ目は、期待値計算に使うオッズです。 期待値は「的中率×オッズ」で計算しますが、オッズは締切まで変動し、確定するのはレース直前です。 AI指数自体も、当日の展示タイムや水面状況は反映していないと説明されています。 買い目を決めた時点のオッズと、実際に確定したオッズがずれれば、「期待値1以上」という前提も崩れます。
舟券を買う前のチェックリスト
- ✓AI指数が無料で、現金を要求する課金導線がないことを確認したか
- ✓運営の主体(個人か法人か・連絡先)を自分でも確認したか
- ✓表示される的中率・回収率は、第三者が検証できない予測値だと理解したか
- ✓競艇の払戻率(おおむね75%)という控除構造を理解したか
- ✓「期待値1以上で勝てる」をうのみにせず、失っても生活に影響しない範囲で考えているか
まとめ
AI指数について、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 予想を全レース無料で公開していること、開発者のシュウさんがnetkeiba・netkeirinに予想家ページを持っていること、ドメインの運営歴が6年以上あることは、事実として確認できました。
一方で、運営の主体や連絡先が公式サイト上では確認しづらいこと、的中率・回収率は第三者が検証できない予測値であること、そして「期待値1以上で勝てる」という考え方には競艇の控除率という構造的な壁があることも、事実として確認できました。
無料で使えるツールであっても、最後に自分のお金で舟券を買うのは、あなた自身です。 AI指数を「参考データの一つ」として使うのか、「これだけで勝てる仕組み」と受け取るのかで、向き合い方は大きく変わります。 ここまでで確認できた事実をもとに判断することをおすすめします。最終的に判断するのは、あなた自身です。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。
高額なプランをしつこく勧められている、別の予想サイトでお金を支払ってしまった──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。
出典・参考資料
- AI指数 公式サイト(https://www.ai-shisu.com/、2026年6月16日取得)
- netkeiba「シュウの激走AI指数」予想家プロフィール(2026年6月16日取得)
- netkeirin「シュウのAI指数極」予想家プロフィール(2026年6月16日取得)
- WHOIS情報 ai-shisu.com(who.is、2026年6月16日取得)
- BOAT RACEオフィシャルウェブサイト「払戻金」(2026年6月16日取得)
- 消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」2024年5月13日(2026年6月16日取得)
- 消費者庁「公正競争規約が設定されている業種」(2026年6月16日取得)
- 国税庁 法人番号公表サイト(2026年6月16日検索)
本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。