賞金王の口コミ・評判は本当?運営情報と現在の状況を検証してみた
「賞金王」で検索したら、もうサイトが表示されなくて……昔ちょっと登録した記憶があるんですが、大丈夫でしょうか?
その「表示されない」という違和感を大事にしてください。先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は見つかりませんでした。ただ——確認しておきたい点が3つあります。
3つ……? 昔のことなので余計に気になります。
運営会社が法人として今も実在するか・宣伝されていた実績の性質・ドメインが今どうなっているかの3つです。順番に、一緒に見ていきましょう。
結論 今回の調査では、賞金王を詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、これから新規に登録・入金するのは見送るのが無難というのが当サイトの整理です。理由は次の3つです。
① 特商法表記の運営会社「株式会社デジタルプラス」(所在地:東京都豊島区東池袋1丁目17番11号パークハイツ池袋1105号)と同名・同住所の法人が政府データベース上で確認でき、登記は現存しているものの、この法人と「賞金王」の事業実態が現在どう結びついているかまでは確認できないこと。 ② 「12R連続的中!当たり前!!」のような的中実績の表現が事実かどうかを第三者が検証する手段は示されていないこと。 ③ 当サイトが2026年7月6日に公式ドメイン(boatrace-king.net)を確認したところ、WHOIS上の登録自体が確認できず、実際にアクセスもできない状態であり、さらに直前の記録では「賞金王」とは無関係な内容に転用されていた形跡もあることです。
まずは3つに分けて見る
予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトが宣伝していた内容」「確認できなかったこと」を3つの箱に分けて整理すると判断しやすくなります。
| 確認できた事実 | 特商法表記の事業者名「株式会社デジタルプラス」・運営責任者「田崎和繁」・所在地「東京都豊島区東池袋1丁目17番11号パークハイツ池袋1105号」・連絡先/同名・同住所の法人番号(3011801033044)が政府データベース上に確認でき、登記が現存していること/2026年7月6日時点でドメイン「boatrace-king.net」がWHOIS上「登録なし」の状態であり、サイトへのアクセスも不可能であること/複数のレビューサイトが2020年末〜2021年にかけて運営終了を報告していること |
|---|---|
| 宣伝されていた内容 | 「徹底サポート&鉄板艇」「12R連続的中!当たり前!!独自の情報網で有力情報をお届け!」「競馬よりも稼げる、勝ち続ける喜びをお伝えすることを誓います」「複数の専門家と独占契約」など |
| 確認できなかったこと | 「12R連続的中」等の的中実績が事実かどうかの第三者検証/ドメイン取得日「2017年06月07日」という特商法表記の記載が現行WHOIS等で裏付けられるか/サイトがいつ・どのような経緯で終了したかの公式な発表 |
① どんなサイトだった?サービス内容を確認
賞金王は「徹底サポート&鉄板艇」というキャッチコピーを掲げていた競艇予想サイトで、会員登録すると無料情報を受け取れる方式でした。 トップページでは「12R連続的中!当たり前!!独自の情報網で有力情報をお届け!」と案内されていました。
料金体系は無料情報のほか、ポイント制(30ptで1日2レース分、40pt=3,000円)の情報販売と、10,000円〜300,000円の複数の有料コースが用意されていたとされています。
「12R連続的中」って、そんなに当たるものなんですか?
そう見せる表現は珍しくありません。ただ、その実績を外部の第三者が確かめる仕組みは示されていませんでした。まずは実際に配信されていた無料情報の中身を見てみましょう。
無料情報は3連単の買い目が公開される形式で、レビューサイトに掲載された配信例では2020年12月1日・津5Rの買い目10点と「1点1000円推奨」という案内が確認できます。
会員登録の入り口では「無料にて枠数限定募集中」としてメールアドレスやSNSアカウントでの登録を促す導線になっていました。 こうした「まず無料で体験させてから有料プランへ誘導する」流れは予想サイトに共通する一般的な導線で、それ自体が違法というわけではありません。
ただし、国民生活センターは、ギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウと称して販売される情報について「『簡単にもうかる』などといった投稿やメッセージはうのみにしないようにしましょう」と注意を呼びかけています。
② 運営情報を検証する
特商法表記と法人としての実在
公式サイトの特定商取引法に基づく表記には、販売業者「株式会社デジタルプラス」、運営責任者「田崎和繁」、所在地「〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目17番11号パークハイツ池袋1105号」、連絡先「info@boatrace-king.net/03-4405-5644」、サイト設立日「2017年06月07日」が記載されていました。 特定商取引法11条は、通信販売事業者に氏名(名称)・住所・電話番号の表示を義務付けています。最低限の表示項目は揃っていることになります。
この事業者名・所在地について、経済産業省の企業情報データベース「gBizINFO」と全国法人リスト「houjin.jp」(いずれも国税庁法人番号公表サイトのデータに基づく)を確認したところ、法人番号3011801033044「株式会社デジタルプラス」(東京都豊島区東池袋1丁目17番11号パークハイツ池袋1105号)という、特商法表記と同名・同住所の法人が2017年3月16日付で法人番号の指定を受け、2017年8月29日に現住所へ移転していたことが分かりました。 この法人の登記は現存しており、閉鎖の記載はありません(2026年7月6日時点の当サイト調査)。
会社が今もあるなら、サイトもまだ何かしら動いているということですか?
そこは分けて考える必要があります。法人としての登記が残っていることと、「賞金王」というサービスが今も稼働しているかどうかは別の話です。同じ電話番号を使う他の予想サイトが登記閉鎖後もサイト名だけ残っていたケースもあるため、次の章でドメイン自体の状況を確認しましょう。
なお、特商法表記の連絡先電話番号「03-4405-5644」は、当サイトが以前検証した別の競艇予想サイト「競艇ライフ」の特商法表記に記載されていた電話番号と同一でした。 電話番号の共有自体は転送サービス等で合法的に起こり得ますが、複数の予想サイトが同じ連絡先を使っているという点は、知っておいてよい情報です。
③ 現在の稼働状況を検証する
ここまでの特商法表記・法人登記だけでは、現在どうなっているのかまでは分かりません。 そこで当サイトは、2026年7月6日時点で公式ドメイン「boatrace-king.net」に実際にアクセスできるかどうかを、当サイト自身で確認しました。
WHOIS照会(2026年7月6日実施)では「No match for domain "BOATRACE-KING.NET"」と表示され、現時点でこのドメインの登録自体が確認できませんでした。 実際にアクセスを試みてもDNSが解決せず、サービスとして稼働していない状態であることを確認しています。
Internet Archive「Wayback Machine」の記録では、2025年11月13日時点のスナップショットが存在していました。 ただし、複数のレビューサイトの記述によれば、2020年末から2021年にかけて賞金王としての運営は既に終了しており、その後ドメインが失効・再取得される過程で、賞金王とは無関係な別サイトの内容に置き換わっていた時期があった可能性があります。 「賞金王」として現在も何らかの形でサービスが続いているわけではないという点は、断定的な閉鎖時期の特定はできないものの、当サイトが直接確認した事実です。
ドメインが人手に渡っていたこともあるんですね……。それって危なくないんですか?
失効したドメインが第三者に再取得されるのはインターネット上でよくある出来事で、それ自体が違法というわけではありません。ただ、過去に登録した際のメールアドレスや連絡先を、今も同じドメイン宛に使うのは避けた方がよいでしょう。
そもそも、こうした予想サイトが掲げる的中実績については、公営競技の予想情報業界にそれらを公的に認証する仕組みや公正競争規約が存在しないことを、消費者庁が2024年5月、競馬情報の分野で明らかにしています。 競艇に限定した公的な注意喚起そのものは見当たりませんでしたが、同種の予想情報提供業界全体に共通する構造だと考えられます。「12R連続的中」のような表現は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です。
すでに登録・課金した記憶がある方、ポイントの行方が気になる方は、状況を整理する入口としてLINEで話を聞かせてください。
課金前のチェックリスト
- ✓公式サイトに現在も実際にアクセスできるか自分でも確認したか
- ✓運営元の法人としての実在と、サービスとの結びつきを自分でも確認したか
- ✓的中実績は第三者が検証できない数字だと理解したか
- ✓過去に登録したサイトの連絡先を今も使い続けていないか
- ✓失っても生活に影響しない範囲の金額で考えているか
まとめ
賞金王について、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、特商法表記と同名・同住所の法人は登記上現存しているが、2026年7月時点で公式ドメインの登録自体が確認できずサイトへのアクセスも不可能であること、的中実績を第三者が検証する手段が示されていなかったことは事実として確認できました。 昔登録した記憶がある方は、上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。
最終的に判断するのは、あなた自身。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。
電話は少しハードルが高い、まずは匿名で聞いてみたい——そんなときは、こちらからどうぞ。
出典・参考資料
- gBizINFO(経済産業省)「株式会社デジタルプラス」(法人番号3011801033044)https://info.gbiz.go.jp/hojin/ichiran?hojinBango=3011801033044(2026年7月6日取得)
- 全国法人リスト「株式会社デジタルプラス(東京都豊島区)の企業詳細」(国税庁法人番号公表サイトのデータに基づく)https://houjin.jp/c/3011801033044(2026年7月6日取得)
- WHOIS情報(boatrace-king.net、2026年7月6日取得、登録記録なし)
- Internet Archive Wayback Machine「boatrace-king.net」アーカイブ確認(2025年11月13日時点のスナップショット存在を確認、2026年7月6日取得)
- 競艇予想ムサシ屋「賞金王の口コミ、評判、評価」(2020年12月17日更新)https://www.cosboa.org/shoukinou/(2026年7月6日取得)
- 消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」(2024年5月13日)https://www.caa.go.jp/notice/entry/037846/(2026年7月6日取得)
- 国民生活センター「情報商材やギャンブルで簡単に稼げるという儲け話に注意」https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/infoproducts.html(2026年7月6日取得)
- e-Gov法令検索「特定商取引に関する法律」第11条https://laws.e-gov.go.jp/law/351AC0000000057/(2026年7月6日取得)
本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。