第三艇國(第三艇国)の口コミ・評判は本当?運営情報と現在の状況を検証してみた
結論を先に置きます。 今回の調査では、第三艇國を詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、課金する前に立ち止まって確認しておきたい点が3つあります。
① 公式サイト(daisanteikoku.com)のドメインは現在、失効・アクセス不能の状態が確認でき、サイトが閉鎖された可能性が高いこと。 ② 販売業者「第三艇國運営局」と同名の法人登記が、確認できる範囲では見つからなかったこと(2026年6月21日時点の当サイト調査)。 ③ 「目標金額100万円」「目標金額300万円」といった高額プランが並ぶ一方、的中実績を第三者が事後検証できる公的な仕組みは存在しないことです。
まずは3つに分けて見る
予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を分けて整理すると判断しやすくなります。
| 確認できた事実 | 特商法表記の事業者名・所在地・連絡先/所在地が渋谷区の多テナント賃貸オフィスであること/ドメインの登録情報と現在の失効状態 |
|---|---|
| 宣伝されている内容 | 「新規登録で10,000円分のポイント進呈」「無料予想でも本気」「目標金額100万円・300万円」など、高い回収を想起させる案内 |
| 確認できなかったこと | 運営局の法人登記/的中実績が事実かどうかの第三者検証/現在も問い合わせに対応できる運営実態 |
① どんなサイト?集客の流れを確認
第三艇國(第三艇国)は競艇(ボートレース)の予想を提供していたサイトで、メールアドレスやSNSアカウントでの無料登録を入り口にしていました。 新規登録の特典として「10,000円分のポイント進呈」と案内し、まず無料予想を体験させてから有料プランへ進む導線です。
「まず無料で体験させてから有料へ誘導する」流れ自体は予想サイトに共通する一般的な導線で、それだけで違法というわけではありません。 ただし、国民生活センターは、副業・投資・ギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウと称して販売される「情報商材」について、「『短時間で簡単に稼げる』…といった、気軽さ、メリットのみが強調された文言をうのみにしないようにしましょう」と注意を呼びかけています。 同じく競艇予想サイトの集客の型については、ボートフューチャーの検証記事でも同様の「無料ポイント先出し」の流れを整理しています。
② 運営情報を検証する
特商法表記と法人登記
競合サイトに記録された特定商取引法に基づく表記には、販売業者「第三艇國運営局」、販売責任者「新村祐介」、所在地「東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609」、電話番号、メールアドレスが記載されていました。 表記項目そのものは一通り揃っています。
一方で、「第三艇國」「第三艇国」を名称に含む法人は、国税庁の法人番号公表サイトでは、確認できる範囲で見つけられませんでした(2026年6月21日時点の当サイト調査)。 「運営局」という名称は法人格を示すものではなく、法人・個人いずれでも名乗れる表記です。 法人登記がないこと自体は違法ではありませんが、トラブル時に相手方を特定しづらくなる点は意識しておきたいところです。
所在地は渋谷の多テナントビル
所在地の「東京都渋谷区渋谷2-19-15」は、賃貸オフィス情報によると地上階数の多い多テナントのオフィスビル「宮益坂ビルディング」の住所です。 同じビルにはレンタルオフィス「HAKADORU 渋谷宮益坂店」も入居しており、住所だけからは、専有オフィスなのか、レンタル・バーチャルオフィス利用なのかまでは判別できません。 部屋番号が記載されていても、それが専有区画かどうかは住所表記だけでは確認できない、という点は割り引いて見ておきたいところです。
ドメインは2023年取得、現在は閉鎖の可能性
WHOIS情報(who.is、2026年6月21日取得)では、daisanteikoku.com の登録日は「2023年5月17日」、登録レジストラはお名前.com(GMO)でした。 同時に、登録者欄には「domain expired(ドメイン失効)」の表記があり、当サイトからのアクセスでもサイトを表示できませんでした。 これらから、第三艇國は現在、運営が止まっている(閉鎖された)可能性が高いと考えられます。 すでに登録済みの方や、過去にポイントを購入した方は、問い合わせ先が機能しているかを早めに確認しておくことをおすすめします。
③ 料金プランと「目標金額」の読み方
第三艇國の有料プランは、入門的な「スタンダード」から、最高クラスまで複数の段階が用意されていました。 スタンダードは目標金額30,000円、上位の「プレミアムクラス」は目標金額1,000,000円、さらに上の「黄金郷」は目標金額3,000,000円といった具合に、上位ほど必要ポイントと想定金額が大きくなる構成です。
「目標金額」はあくまで目標であって、約束された利益ではありません。 上位プランほど必要なポイント(=先に入金する金額)が大きくなるため、冷静に見れば「先にまとまった金額を入金させる仕組み」でもあります。 進呈・返還されるのはサイト内ポイントで、現金として出金できるものではない点にも注意が必要です。 なお、事業者が顧客に提供する景品類には景品表示法上の上限規制(総付景品は原則として取引価額の10分の2まで)があり、高額なポイント進呈をうたう広告は慎重に見る必要があります。
的中実績についても、競馬・競艇など公営競技の予想情報業界には、実績を認証する公的な仕組みや公正競争規約が存在しないことを、消費者庁が2024年の注意喚起の中で明らかにしています。 サイトが掲載する的中画像や回収率は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です。 すでに閉鎖の可能性がある今、これらの実績を後から確かめる手立てがほとんどない点も、合わせて意識しておきたいところです。
課金前のチェックリスト
- ✓運営者の法人登記・所在地の実態を自分でも確認したか
- ✓サイトやドメインが現在も稼働しているかを確認したか
- ✓「目標金額」は約束された利益ではないと理解したか
- ✓的中実績・回収率は第三者が検証できない数字だと理解したか
- ✓失っても生活に影響しない範囲の金額で考えているか
まとめ
第三艇國について、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、ドメインが失効しサイトが閉鎖された可能性が高いこと、運営局名義の法人登記が確認できないこと、目標金額100万円・300万円といった高額プランを前面に出していたことは、事実として確認できました。 閉鎖された予想サイトと同じ型の集客は、名前を変えて別のサイトで続くことがあります。 「無料ポイントがあるから」と気軽に課金へ進む前に、上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。 似た構成のサイトについては、ブイマックスの検証記事でも運営情報と現在の状況を整理していますので、合わせて参考にしてください。
すでにお金を支払ってしまった、閉鎖されて連絡が取れない、高額プランをしつこく勧められた──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。
出典・参考資料
- 第三艇國 公式サイト(daisanteikoku.com)特定商取引法に基づく表記の記載内容(2026年6月21日時点ではドメイン失効によりアクセス不可)
- WHOIS情報 daisanteikoku.com(who.is)(2026年6月21日取得)
- 国税庁 法人番号公表サイト(2026年6月21日検索)
- 国民生活センター「情報商材(各種相談の件数や傾向)」(2026年6月21日取得)
- 消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」2024年5月13日(2026年6月21日取得)
- 消費者庁「景品規制の概要」(2026年6月21日取得)
本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。