検証

カミフネ(KAMIFUNE)の口コミ・評判は本当?運営会社と現在の状況を検証してみた

公開|公開情報にもとづく検証記事

カミフネ公式サイトに掲載されていた的中実績の一覧
画像:カミフネ公式サイト(fune-king.net)より(Web Archive・2024年5月時点の保存版)
相談者さん

カミフネって競艇予想サイト、「144万円獲得」みたいな的中実績がすごくて……。あれって本当なんでしょうか?

ケンジ
ケンジ

先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は見つかりませんでした。ただ、公式サイトの特商法表記には「記載内容全般はあくまで創作と捉えてください」という一文がありました。

相談者さん

創作……? あの的中実績が、フィクションかもしれないってことですか?

ケンジ
ケンジ

サイト自身がそう位置づけている、というのが公式表記から確認できる事実です。ほかにも運営会社の住所移転・サイトの現在の状態など、課金前に見ておきたい点があります。順番に、一緒に確認していきましょう。

結論 今回の調査では、カミフネを詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、課金は見送るのが無難というのが当サイトの整理です。理由は次の3つです。

運営会社の「株式会社ユラナス」は法人登記が実在する一方、特商法表記に記載された渋谷区の住所は、登記上すでに別の場所(豊島区池袋)へ移転していること(2026年6月28日時点の当サイト調査)。 公式ドメイン「fune-king.net」は現在、通常の予想サイトとしては表示されず、ドメイン管理サービスの初期ページが出る状態であること。 公式サイトの特定商取引法に基づく表記に「記載内容全般はあくまで創作と捉えてください」「サイト内やメッセージ内に登場する団体名、個人名は実在するものではございません」と明記されていることです。

まずは3つに分けて見る

予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を分けて整理すると判断しやすくなります

確認できた事実運営会社「株式会社ユラナス」の法人登記(法人番号9011001156937)が実在すること/特商法に「1ポイント=100円」「返金は行わない」と記載されていること/公式ドメインfune-king.netが現在は通常のサイトとして稼働していないこと
宣伝されている内容過去のLPに掲載されていた「144万6060円獲得」などの高額的中実績/「競艇で暮らす」「私達が出した予想通りに買えば同じ配当が手に入る」といった訴求/LINE友だち登録による無料登録
確認できなかったこと掲載された的中実績・体験談が事実かどうかの第三者検証/特商法の住所が専有オフィスか住所貸しか/運営責任者個人の実態

① どんなサイト?集客の流れを確認

カミフネ(KAMIFUNE)は、ドメイン「fune-king.net」で運営されていた競艇予想サイトです。 LINEの友だち追加で無料登録し、無料予想や有料の買い目を案内する方式でした。 過去に保存されているトップページには、「住之江6R→住之江10R 144万6060円獲得」といった高額の的中実績が並んでいます。

カミフネ公式サイトの体験談と勧誘文
画像:カミフネ公式サイトの体験談・勧誘文より(Web Archive・2024年5月時点の保存版)

トップページには「これだけ収入があればもう働く必要もない」「210万円の大当たり」といった体験談も掲載されていました。 こうした「まず無料で体験させてから有料プランへ誘導する」流れは予想サイトに共通する一般的な導線で、それ自体が違法というわけではありません。 ただ、国民生活センターは、簡単にもうかるなどとうたう情報商材について、うのみにしないよう注意を呼びかけています。 体験談や的中画像は、第三者が事後に検証できない形で載っていることが多く、そのまま判断材料にするのは避けたいところです。

相談者さん

144万円とか210万円とか、本当にこんなに勝てるものなんですか?

ケンジ
ケンジ

その金額が事実かどうかを、当サイトが外部から検証する手段はありません。数字の大きさに気を取られず、まず「誰が保証できる数字なのか」を考えてみてください。

② 運営情報を検証する

特商法表記と運営会社

公式サイトの特定商取引法に基づく表記には、販売業者「株式会社ユラナス」、販売責任者「吉田竜二」、所在地「東京都渋谷区桜丘町23番17号シティコート桜丘408」、電話番号、メールアドレスが記載されています。 電話番号は載っていますが、「電話でのお問い合わせは受け付けておりません」とあり、連絡はメールのみとされています。 販売価格は「1ポイント=100円」、返金については「ポイントの買い取りや入金された金員の返金は行っておりません」と記載されています。

カミフネ公式サイトの特定商取引法に基づく表記
画像:カミフネ公式サイト「特定商取引法に基づく表記」より(Web Archive・2024年5月時点の保存版)

販売業者の「株式会社ユラナス」は、経済産業省のgBizINFO国税庁の法人番号公表サイトで法人登記を確認できました(法人番号9011001156937、2023年9月13日設立)。 法人自体は実在します。 一方で、特商法表記の渋谷区桜丘町の住所は設立当初の登記住所と一致しますが、登記情報ではこの会社の本店が2025年6月に「東京都豊島区池袋」へ移転しています。 つまり、特商法に書かれている渋谷の住所と、現在の登記上の所在地は別の場所です。

相談者さん

会社が実在するなら、それだけで安心してもいいんじゃないですか?

ケンジ
ケンジ

法人が登記されていることと、特商法の住所にいま事業の実態があることは別の話です。渋谷の住所はすでに登記上の本店ではない——この「ズレ」を知っておいてほしいんです。

gBizINFOの株式会社ユラナス法人情報ページ
画像:gBizINFO(経済産業省)の株式会社ユラナス 法人情報より

所在地は桜丘のビル、同じ番地にはバーチャルオフィスも

特商法の住所「渋谷区桜丘町23番17号シティコート桜丘」を調べると、同じ番地・同じ建物名を所在地とするバーチャルオフィス(住所貸しサービス)が公開情報で確認できます。 このことから、住所だけでは、専有オフィスなのか、住所貸しのバーチャルオフィス利用なのかは判別できません。 所在地が実在のビルであること自体は事実ですが、そこに事業の実態があるかどうかは住所からは分からない、と整理しておくのが安全です。

公式サイトは現在「閉鎖状態」

2026年6月28日時点で「fune-king.net」にアクセスすると、競艇予想サイトの内容は表示されず、ドメイン管理サービスの初期ページ(パーキングページ)が出ます。 ドメインの登録情報(WHOIS、who.is・2026年6月28日取得)では、登録日が2025年7月18日、登録者はプライバシー保護代行サービス名義でした。 この登録日はサイトが運営されていた時期より後のため、いったんドメインが手放されたあとに再登録された可能性があります。 いずれにしても、いまカミフネは新規に申し込めるサイトとしては稼働していない、というのが確認できる状況です。

もし、あなたがサイトが動いていた時期に課金していて、いまは連絡が取りづらくなっているとしても、それは責められる話ではありません。 サイトが閉じたあとほど、支払いの経緯を一人で抱え込みやすくなります。 状況を言葉にして整理する入口として、LINEで話を聞かせてください。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

③ 「実績」と「創作」表記の読み方

カミフネの特商法表記には、注意して読みたい一文があります。 「本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません」に加えて、「サイト内やメッセージ内に登場する団体名、個人名は実在するものではございません」「記載内容全般はあくまで創作と捉えてください」と書かれている点です。 これはサイト自身が、掲載している内容を「創作(フィクション)」と位置づけていることを意味します。 つまり、トップページに並ぶ的中実績や体験談を、そのまま「本当にあった実績」として受け取る根拠は、公式の表記からは確認できません。

相談者さん

「創作」って、あんなに大きく実績を出しておいて……それはずるくないですか?

ケンジ
ケンジ

感じ方はいろいろあると思います。ここで大事なのは、サイト自身が「創作」と書いている以上、その実績を根拠にお金を出す判断はしづらい、ということです。表記の小さな一文まで読む——それが自分を守る一歩になります。

そもそも、競艇や競馬といった公営競技の予想情報には、的中実績を認証する公的な仕組みや公正競争規約が存在しません。 このことは、消費者庁が2024年に出した注意喚起でも明らかにされています。

消費者庁の注意喚起ページ
画像:消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」より

サイトやレビューサイトが掲載する的中画像・回収率は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です。

サイト自身が「記載内容は創作」と書いている以上、あの的中実績や体験談を信じて払ったお金は、実績への対価だったのかどうか自体が揺らぎます。 小さな一文まで読めなかったことを、いまさら悔やむ必要はありません。あの一文は、読ませない前提の場所に置かれていました。 「創作」表記のサイトに払ってしまった、という方こそ、一度LINEで経緯を聞かせてください。

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課金前のチェックリスト

まとめ

カミフネについて、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、運営会社が特商法の住所からすでに移転していること、公式サイトが現在は稼働していないこと、そして公式の表記自体が掲載内容を「創作」と位置づけていることは、事実として確認できました。 過去の的中実績や体験談を見て課金へ進む前に、上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。

困ったとき・迷ったときは
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。

電話で説明できるほど状況がまとまっていない——そんなときこそ、スクショを送るだけで始められるLINEを使ってください。

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本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。

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