検証

競艇ダイナマイト(DYNAMITE)の口コミ・評判は本当?運営情報と閉鎖情報を検証してみた

公開|公開情報にもとづく検証記事

競艇ダイナマイト公式サイトの新規会員登録キャンペーン案内(サイト稼働当時)
画像:競艇ダイナマイト公式サイトの新規会員登録キャンペーン案内より(サイト稼働当時)
相談者さん

「競艇ダイナマイト」という予想サイトを、古い口コミ記事で見つけたんです。もう閉鎖しているという情報と、運営会社の名前が記事によって違うという話も出てきて……実際どうなんでしょうか?

ケンジ
ケンジ

その「気になる」を大事にしてください。先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は見つかりませんでした。ただ——このサイトはすでに閉鎖されたとみられ、確認しておきたい点が3つあります。

相談者さん

3つ……? 教えてください。

ケンジ
ケンジ

特商法表記の運営会社名・国税庁の法人番号照会結果・そしてドメインの閉鎖状況の3つです。1つずつ、公開情報で確かめてみましょう。

結論 今回の調査では、競艇ダイナマイトを詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、競艇ダイナマイトはすでに閉鎖されているとみられ、似た手口の現行サイトへ新たに課金するのは見送るのが無難というのが当サイトの整理です。理由は次の3つです。

特商法表記の運営会社名・所在地・電話番号が、参照するレビューサイトによって「株式会社ファーストラボ」(渋谷区代々木/新宿区新宿の2通り)「株式会社KBC」(新宿区高田馬場)「株式会社ディーアールエフ」(新宿区高田馬場)と複数の異なる内容で報告されていること。 国税庁の法人番号公表サイトのデータでは、「株式会社ファーストラボ」の名称で確認できる法人は目黒区・港区の2社のみで、いずれも渋谷区代々木・新宿区の所在地とは一致しなかったこと(2026年7月9日時点の当サイト調査)。 ドメイン kyotei-dynamite.com は現在WHOIS情報が取得できずDNSの名前解決もできない状態で、参考記事が伝える「2021年1月上旬の閉鎖」という情報と符合することです。

まずは3つに分けて見る

予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「宣伝されていた内容」「確認できなかったこと」を3つの箱に分けて整理すると判断しやすくなります。 事実だけ、淡々と整理します。憶測や決めつけは書きません。

確認できた事実特商法表記に記載の事業者名・所在地・電話番号(レビューサイトにより複数バージョンが存在)/所在地の一つ「東京都渋谷区代々木3-46-16 小野木ビル」が実在する賃貸オフィスビルであること/同名の法人登記が国税庁の法人番号公表サイトで確認できなかったこと(2026年7月9日時点)/ドメイン kyotei-dynamite.com が現在WHOISデータを取得できずDNS解決もできない状態であること
宣伝されていた内容(サイト稼働当時)独自の「DWシステム」による予想提供/新規会員登録で「1万円分のポイント」進呈/毎週4レース分の無料予想を提供/1.5万円〜7.5万円の7段階の有料コース/「リピート率No.1の証」とする的中実績一覧
確認できなかったこと「株式会社ファーストラボ」等、特商法表記に記載された運営会社の法人登記の実在性/複数のレビューサイト間で社名・所在地が食い違う理由/的中実績一覧に掲載された払戻金額の真偽/閉鎖の正確な経緯を裏づける行政処分・報道等の公的記録

① どんなサイト?「DWシステム」と有料コースの仕組みを確認

競艇ダイナマイト(DYNAMITE)は、独自の「DWシステム」による予想配信を謳う競艇予想サイトとみられます。無料情報として、3連単の買い目を6通り公開する形式が案内されていました。

ビギナーコースの案内バナー。「3連単コロガシでなくとも大回収は可能」という文言が書かれている
画像:競艇ダイナマイト公式サイトのビギナーコース案内より(サイト稼働当時)

有料コースは、参考にした検証記事によると1.5万円〜7.5万円までの7段階が用意されていました。

コース名情報料目標払戻金買い目
ステップアップ1万5千円5〜10万円3連単2レース
ビギナー2万円10〜15万円2連単2レース
トライアル2万5千円最高10万円3連単2レース
万舟一択ビッグウィン3万円10〜30万円3連単1レース
ダブルスタンダード3万円15〜25万円2連単→3連単
ハイエンド5万円25〜35万円3連単2レース
グランドマスター7万5千円30〜50万円3連単2レース
グランドマスターコースの案内バナー
画像:競艇ダイナマイト公式サイトのグランドマスターコース案内より(サイト稼働当時)
相談者さん

コースの数が多くて、どれが良心的なのか判断が難しそうです。

ケンジ
ケンジ

段階的なコース設計自体は、他の予想サイトでもよく見られる形式です。ただ、「目標払戻金」は保証された金額ではありません。ここから先は、運営元の情報を確認していきましょう。

② 運営情報を検証する

特商法表記が複数のレビューサイトで食い違う

参考にした検証記事に掲載された特商法表記では、販売業者「株式会社ファーストラボ」、運営責任者「古池隆」、所在地「東京都渋谷区代々木3-46-16 小野木ビル207号室」、電話番号「050-3786-2517」と記載されていました(2026年7月9日時点の当サイト調査)。

ところが、当サイトで他のレビューサイトも横断して確認したところ、同じ「競艇ダイナマイト」について、社名・所在地・電話番号が記事ごとに異なる内容で報告されていることが分かりました。

掲載媒体販売業者運営責任者所在地電話番号
参考記事(kyoutei-navi.com)株式会社ファーストラボ古池隆渋谷区代々木3-46-16050-3786-2517
他レビューサイトA株式会社ファーストラボ古池隆新宿区新宿5-18-2003-6205-5101
他レビューサイトB株式会社KBC古池隆新宿区高田馬場3-1-5050-3786-2517
他レビューサイトC株式会社ディーアールエフ(記載なし)新宿区高田馬場3-1-5(記載なし)

同一の電話番号・同一の運営責任者名を含む記事がある一方で、社名や所在地が一致しない箇所も複数あります。特商法表記の内容が時期によって変遷していた可能性はありますが、どれが最終的な運営実態を示すのか、公開情報だけでは1つに特定できませんでした

相談者さん

会社名や住所が記事によって違うなんて、そんなことがあるんですか……?

ケンジ
ケンジ

特商法表記は運営側が任意のタイミングで書き換えられるため、時期によって内容が変わること自体は珍しくありません。ただ、複数の記載が食い違ったまま残っていると、後から実態を追いにくくなります。

国税庁法人番号公表サイトとの照合

国税庁の法人番号公表サイトのデータを反映した検索では、「株式会社ファーストラボ」という名称の法人が2社確認できました。1社は法人番号2011101079375・本店所在地は目黒区上目黒、もう1社は法人番号9010401193631・所在地は港区虎ノ門でした(2026年7月9日時点の当サイト調査)。

いずれも、特商法表記にあった渋谷区代々木・新宿区の所在地とは一致しませんでした。「株式会社ファーストラボ」という同名の法人自体は存在しますが、この予想サイトの運営元と同一かどうかは、公開情報からは確認できません。「株式会社KBC」「株式会社ディーアールエフ」についても、本件所在地と一致する法人登記は確認できませんでした。

所在地「小野木ビル」の実在性

特商法表記にあった「東京都渋谷区代々木3-46-16」は、賃貸オフィス仲介サイトの物件情報によると実在する賃貸オフィスビル「小野木ビル」の住所です。ビル自体は実在しますが、「207号室」がこの予想サイトの実際の事業拠点として機能していたかまでは、公開情報からは確認できません

ここまでで、特商法表記の内容が複数のレビューサイトで一致しないこと国税庁データでも同名法人の所在地が一致しないことが分かりました。すでに登録・課金してしまっている方も、責める話ではありません。状況を整理する入口として、LINEで話を聞かせてください。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

③ 無料予想の内容を確認

無料情報の一例として、参考記事には平和島10Rを対象にした買い目情報が掲載されていました。目標金額は「2〜3万円」、買い目は3連単6点という案内です。

無料買い目情報。平和島10Rの推奨買い目6点(3連単)と目標金額2〜3万円が示されている
画像:競艇ダイナマイト公式サイトの無料買い目情報より(サイト稼働当時)

買い目は本命・対抗・単穴・連下といった印付きで示されており、この形式自体は一般的な予想サイトの表示方法と変わりません。ただし、この無料情報だけで実際の的中率や回収率を検証することはできませんでした。

④ 「リピート率No.1」の的中実績一覧をどう読むか

会員向けページには、「これがリピート率No.1の証」と題した的中実績の一覧が掲載されていました。

「これがリピート率No.1の証」として掲載された的中実績一覧。日付・コース名・レース場・払戻金額が表形式で示されている
画像:競艇ダイナマイト公式サイトの的中実績一覧より(サイト稼働当時)

一覧には、2018年9月28日・29日の実績として、ハイエンドコース(尼崎5R→尼崎7R)で7万6000円、ダイナマイトボックスコース(唐津9R)で14万3800円、ビギナーコース(戸田4R→戸田5R)で21万2400円、グランドマスターコース(下関3R→下関4R)で31万9200円などの払戻金額が示されていました。実績一覧の下には、これらの結果からDWシステムの精度が分かるという趣旨の説明文が添えられています。

競輪・競馬・オートレース・競艇の3連単的中確率比較。競艇は1/120(約0.8%)で最も的中確率が高いと案内されている
画像:競艇ダイナマイト公式サイトの3連単的中確率比較の案内より(サイト稼働当時)

この一覧には、競輪・競馬・オートレース・競艇の3連単的中確率を比較し、競艇の1/120(約0.8%)が最も的中させやすいという案内も併記されていました。組み合わせ数の理論上の確率としては誤りではありませんが、この確率の高さと、DWシステム自体の的中率は別の話です

相談者さん

実績の画像を見せられると、それだけで信じてしまいそうになります。

ケンジ
ケンジ

気持ちはよく分かります。ただ、この的中実績が第三者に事後検証されたものではない、自己申告の数字であることは知っておいてよい情報です。

競馬の予想情報をめぐって、消費者庁は2024年5月、公的な認定を装う団体について「競馬情報に関する業種において、公正競争規約が設定された事実はありません」と注意喚起しています。公営競技の予想情報提供という業態自体に、実績を公的に認証する仕組みが存在しない点は、競艇の予想サイトにも共通する構造です。

また、BOATRACE公式サイトを運営するBOAT RACE振興会も、公式サイト内で「これらの予想・情報提供とは一切関係ありません」として、悪質な予想・情報提供業者への注意を呼びかけています(個別事業者名を挙げたものではなく、一般的な注意喚起です)。的中実績一覧の数字と、実際に支払った情報料の内訳を一緒に整理する入口として、LINEで話を聞かせてください。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

現在の稼働状況

参考記事には「2021年1月上旬の調査で、競艇ダイナマイトが閉鎖していたことがわかった」との記載があります。

当サイトでも、ドメイン kyotei-dynamite.com についてWHOIS情報を確認したところ、現時点ではWHOISデータ自体が取得できませんでした(2026年7月9日時点の当サイト確認)。あわせて公式サイトへの接続を試みましたが、DNSの名前解決ができず、接続できない状態でした

ドメインのWHOIS情報が取得できないことは、登録が満了して抹消された可能性を示す一つの目安になります。参考記事が伝える「2021年1月上旬の閉鎖」という情報と、当サイトが確認した現在の接続不可の状態は矛盾なく符合しています。すでに閉鎖されたとみられるサイトであっても、過去に支払った情報料についての問い合わせは難しくなります。もし似た予想サイトにお金を払ってしまい、今の状況に不安がある方は、一人で抱え込まず、下のLINEから話を聞かせてください。

課金前のチェックリスト

まとめ

競艇ダイナマイトについて、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、次の点は事実として確認できました。 特商法表記の運営会社名・所在地がレビューサイトによって複数の異なる内容で報告されていること、国税庁の法人番号公表サイトでも同名法人の所在地が一致しないこと、そしてドメインが現在WHOIS情報を取得できずDNSの名前解決もできない、すでに閉鎖されたとみられる状態であることです。 古い口コミ記事だけを頼りに、似た構造の現行サイトへ課金する前に、上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。

ケンジ
ケンジ

最終的に判断するのは、あなた自身。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。

困ったとき・迷ったときは
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。

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出典・参考資料

本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。

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