検証

競艇予想サイト365(365katu-kyotei.com)の口コミ・評判は本当?運営情報と現在の状況を検証してみた

公開|公開情報にもとづく検証記事

競艇予想サイト365の無料情報ページ(2021年6月22日時点)
画像:競艇予想サイト365(閉鎖前)公式サイトの無料情報ページより
相談者さん

「競艇予想サイト365」で検索すると今も名前が出てくるんですが、サイトがもう開けなくて……。当時、無料予想を見ていたので、あれが何だったのか今更ながら気になっています。

ケンジ
ケンジ

気になったまま放っておかない姿勢は大事です。先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。ただ、競艇予想サイト365は2022年6月頃に閉鎖されていて、運営会社もすでに存在しません。

相談者さん

会社ごとなくなっている、ということですか……?

ケンジ
ケンジ

国税庁の法人番号公表サイトで確認したところ、運営会社は特商法表記の住所と完全に一致する法人登記がありました。ただ2023年12月に「清算の結了」の登記がされていて、法人としてはもう存在しません。順番に、一緒に見ていきましょう。

結論 今回の調査では、競艇予想サイト365を詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、サイトは既に閉鎖され、運営会社も存在しません。同じ名前や似た手口を今も検索している方に、知っておいてほしい事実が3つあります。

運営会社「株式会社ACT」は、国税庁の法人番号公表サイトで特商法表記の住所と完全に一致する法人登記が確認できた一方、2023年12月20日付で清算結了の登記がされ、法人がすでに消滅していること。 特商法表記に電話番号の記載はあったものの、同じ欄に「電話でのお問い合わせは受付ておりません」と併記されていたこと。 利用規約に「記載内容全般はあくまでフィクション」と読める免責条項があった一方、無料予想は実在のレースへの具体的な買い目で、2021年6月16日の実例は結果として不的中だったことです。

まずは3つに分けて見る

予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトが宣伝していた内容」「確認できなかったこと」を3つの箱に分けて整理すると判断しやすくなります。 競艇予想サイト365は既に閉鎖状態のため、閉鎖前に公開されていた情報と、今も確認できる公的情報を分けて整理しました。

確認できた事実特商法表記の内容(販売業者=株式会社ACT/販売責任者=武石俊/所在地=東京都豊島区池袋3-34-7 ビジネスパーク池袋2階/電話番号の記載はあるが「電話でのお問い合わせは受付ておりません」と併記/メール=mail@365katu-kyotei.com/受付10時〜17時・回答3日以内目安)/国税庁法人番号公表サイトで「株式会社ACT」法人番号1013301046767・所在地完全一致・法人番号指定年月日2021年1月18日を確認/同法人が2023年12月20日付で登記記録の閉鎖等(清算の結了等)の登記済み/利用規約第10条(6)に「記載内容全般はあくまでフィクション」と読める免責条項があったこと/2021年6月16日尼崎6Rの無料予想実例とレース結果の照合(不的中)/ドメインが現在は競艇と無関係の内容に変わっていること
宣伝されていた内容無料予想を週7回・1日1レース分の買い目公開という形で配信するというサービス内容の訴求
確認できなかったことサイトが閉鎖に至った具体的な理由・経緯/無料予想全体の的中率・回収率(今回照合できたのは1レースのみ)/有料プランの有無・料金体系/運営責任者「武石俊」氏個人の現在の所在・活動実態

① どんなサイトだった?無料予想の配信内容と「フィクション」免責条項

競艇予想サイト365(365katu-kyotei.com)は、運営当時(〜2022年6月閉鎖)、無料予想を週7回・1日1レース分の買い目公開という形で配信していた競艇予想サイトです。 会員ページには、その日の対象レースと3連単の買い目が並ぶ形式で無料情報が掲載されていました(冒頭の画像参照)。

ここで確認しておきたいのが、閉鎖前の利用規約です。 第10条の免責事項に、次のような記載がありました。

競艇予想サイト365の利用規約第10条免責事項。記載内容全般はあくまでフィクションと捉えるよう求める記載がある
画像:競艇予想サイト365(閉鎖前)の利用規約「第10条【免責事項】」より

規約には「ライター等競合関係者から入手した情報と共に弊社独自で推理をして創作した内容を含み」「記載内容全般はあくまでフィクションと捉えて頂き、登場する団体名、個人名は実在するものではございません」と読める文言がありました。 つまり、規約の記載を素直に読むかぎり、サイト内の体験談・口コミ的な記載は「創作を含む」と運営元自身が説明していたことになります。

相談者さん

じゃあ、サイトに載っていた「儲かった」という声も、創作かもしれないってことですか?

ケンジ
ケンジ

規約上「実在するものではございません」と書かれていた以上、実在を前提に信頼する根拠はなかった、と整理するのが安全です。こうした免責の書き方は他の予想サイトでも見かけるので、課金前に規約を読む習慣をおすすめします。

こうした「体験談的な見せ方」と「フィクションと説明する規約」の組み合わせは、このサイトに限らない論点です。 国民生活センターは、ギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウと称して販売される「情報商材」について、「簡単にもうかる」などの投稿やメッセージをうのみにしないよう注意を呼びかけています(国民生活センター2018年8月公表・現在も掲載)。

② 運営情報を検証する──特商法表記は法人番号と完全一致、しかし清算結了済み

閉鎖前の特定商取引法に基づく表記には、次の内容が記載されていました。

競艇予想サイト365の特定商取引法に基づく表記
画像:競艇予想サイト365(閉鎖前)公式サイト「特定商取引法に基づく表記」より

販売業者「株式会社ACT」/販売責任者「武石俊」/所在地「東京都豊島区池袋3-34-7 ビジネスパーク池袋2階」/電話番号「03-6631-7403」/メールアドレス「mail@365katu-kyotei.com」/問い合わせ受付時間「10時〜17時(回答は3日以内目安)」。 国税庁の法人番号公表サイトを当サイトで直接確認したところ、「株式会社ACT」(法人番号1013301046767)の所在地は「東京都豊島区池袋3丁目34番7号ビジネスパーク池袋2階」で、特商法表記の住所と完全に一致しました(2026年7月3日時点の当サイト調査)。法人番号の指定年月日は令和3年1月18日(2021年1月18日)です。

ただし同じ公表データには、令和5年12月20日(2023年12月20日)付で「登記記録の閉鎖等(清算の結了等)」の記載がありました。 法人を清算結了させること自体は適法な手続きであり、それ自体が不正の証拠ではありません。事業をたたむ事業者は他にもいます。 ただ、今この住所・電話番号へ問い合わせても、届く先の法人はすでに法的に存在しません。当時課金していた場合、返金を求める相手方が消滅している可能性が高いという実務上の意味があります。

相談者さん

清算結了って、具体的にどういう状態なんですか?

ケンジ
ケンジ

登記上、会社をたたむ手続きがすべて終わって、法人格そのものが消滅した状態という意味です。今回は登記の住所まで一致していたので、少なくとも「実在した法人」だったことは確認できました。

もう1つ、特商法表記の中で気になる点があります。 電話番号「03-6631-7403」は記載されていましたが、同じ欄に「電話でのお問い合わせは受付ておりません。お問い合わせはメールにてお送り頂けますようお願い致します。」と併記されていました。 消費者庁の特定商取引法ガイド(通信販売広告Q&A)には、次の説明があります。

「電話番号」については確実に連絡が取れる番号を表示することが必要です。(消費者庁「特定商取引法ガイド」通信販売広告Q&Aより)

電話番号を記載しながら、同じページで「電話は受け付けない」と打ち消す構成については、消費者庁の「打消し表示に関する表示方法及び表示内容に関する留意点」(2017年7月公表)が参考になります。 同資料は「強調表示と打消し表示とが矛盾するような場合は、一般消費者に誤認され、景品表示法上問題となるおそれがある」という一般原則を示しています。 個別の適法性を当サイトが判断するものではありませんが、「確実に連絡が取れる番号」であることを求める表示義務の趣旨とは、整合しているか疑問が残る運用だといえます。

ここまでで、法人登記自体は確認できた一方、法人はすでに消滅し、電話でのやり取りも当初から想定されていなかったことが分かりました。もし過去にこのサイトへ課金したことがある方も、似たサイトへの入金を迷っている方も、責める話ではありません。状況を整理する入口として、LINEで話を聞かせてください。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

③ 無料予想の実例を照合する(2021年6月16日 尼崎6R)

閉鎖前に配信されていた無料予想の一例も見ておきます。 2021年6月16日、尼崎6R(締切13:00)の3連単買い目7点が案内されていました。

競艇予想サイト365の無料予想。2021年6月16日尼崎6Rの3連単買い目7点が案内されている
画像:競艇予想サイト365(閉鎖前)の無料予想(2021年6月16日・尼崎6R)より

買い目は「4→1→3」「4→1→5」「1→4→3」「1→4→5」「1→4→2」「1→2→4」「1→2→3」の7点(各1,400〜1,500円)でした。

2021年6月16日尼崎6Rの出走表
画像:BOATRACE公式サイト(boatrace.jp)の出走表より

BOATRACE公式サイトの記録によると、このレースの結果は1着が1号艇・丸野一樹選手、2着が3号艇・鈴木茂高選手、3着が4号艇・原田幸哉選手でした。

2021年6月16日尼崎6Rの結果。3連単1-3-4、払戻金970円
画像:BOATRACE公式サイト(boatrace.jp)のレース結果より

3連単は「1-3-4」(払戻金970円・4番人気)でした。 案内されていた7点の中に「1-3-4」は含まれておらず、この無料予想は不的中だったことが確認できます。

相談者さん

1回外れただけなら、たまたまってこともありませんか?

ケンジ
ケンジ

そのとおりです。1レースの結果だけで予想全体の精度は判断できません。今回持ち帰ってほしいのは、「予想サイトの実績は、公式データと照合して初めて事実になる」という確認方法のほうです。

競馬など公営競技の予想情報をめぐっては、消費者庁が2024年5月の注意喚起で、実績を認証する公正競争規約を運用する公的団体が存在しないことを明らかにしています。 競艇の予想情報についても、同様に実績を公的に認証する仕組みはありません。サイトが掲げる的中実績・回収率は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です。

無料予想が外れた経験や、「有料プランはもっと当たる」と言われて迷っている——そんなときも、責められることではありません。状況を整理する入口として、LINEでご相談ください。

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【独自整理】確認できた事実を3つの切り口で整理する

ここまでの事実を、単に時系列で並べるだけでなく、3つの切り口で当サイト独自に整理し直します。

時系列で見る

2021年1月18日株式会社ACT(法人番号1013301046767)法人番号指定
2021年6月頃無料予想を週7回配信中(6月16日尼崎6Rの実例で確認)
2022年6月頃サイト閉鎖
2023年12月20日登記記録の閉鎖等(清算の結了等)
2025年11月時点ドメインが競艇と無関係の内容に変わっていることをアーカイブで確認
2026年7月3日時点現況でも競艇と無関係の内容であることを当サイトで確認

特商法表記の内部の食い違いで見る

特商法表記には電話番号「03-6631-7403」の記載がある一方、同じ欄に「電話でのお問い合わせは受付ておりません」と併記されていました。 電話番号は「確実に連絡が取れる番号」を表示する必要があるという消費者庁の見解に照らすと、表示はしても実際には使えない番号という構成は、知っておいてよい情報です。

規約とデータの突き合わせで見る

利用規約第10条(6)は「記載内容全般はあくまでフィクション」と説明する一方、無料予想の買い目そのものは実在の尼崎6Rに対する具体的な提案であり、公式データと照合して不的中だったことまで確認できました。 規約の「フィクション」は主に体験談や登場人物的な記載を指すと考えられますが、予想の実例そのものは公式データと照合すれば検証できるという2段構えの読み方を、当サイトとしては持っておきたいと考えています。

同種サイトを見極めるためのチェックリスト

競艇予想サイト365は既に利用できませんが、同じ構造のサイトはいまも数多くあります。 似たサイトへの課金を迷ったら、次の項目を確認してみてください。

まとめ

競艇予想サイト365について、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、運営会社が清算結了済みであること、特商法表記に電話番号の記載と「電話は受け付けない」という併記の食い違いがあったこと、利用規約のフィクション記載と無料予想の実例の性質が異なることは、公開情報から確認・整理できた事実です。 「当時気になっていたサイト」を調べ直すときこそ、上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。

ケンジ
ケンジ

最終的に判断するのは、あなた自身。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。

困ったとき・迷ったときは
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。

電話は少しハードルが高い、まずは匿名で聞いてみたい——そんなときは、こちらからどうぞ。

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出典・参考資料

本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。閉鎖前のサイト内容に関する記述は、閉鎖前に公開されていた情報のスクショにもとづきます。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。

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