検証

競艇BULL(競艇ブル)の口コミ・評判は本当?運営情報と閉鎖情報を検証してみた

公開|公開情報にもとづく検証記事

競艇BULLのトップページ(Web Archive保存版)
画像:Web Archive(archive.org)に保存された競艇BULL(kyotei-bull.net)トップページより(2025年6月12日時点)

結論を先に置きます。 今回の調査では、競艇BULLを詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、課金する前に立ち止まって確認しておきたい点が3つあります。

① 特商法表記の販売事業者「競艇BULL運営事務局」と同名の法人登記が、国税庁の法人番号公表サイトで確認できなかったこと(2026年6月17日時点の当サイト調査)。 ② 所在地として記載されている「東京都渋谷区恵比寿1-19-19」はレンタルオフィスが入居するビルの住所で、部屋番号の記載がないこと。 ③ 現在は公式サイトに接続できず(2026年6月17日時点)、宣伝されていた「回収率」や的中実績を第三者が事後検証できる公的な仕組みも存在しないことです。

まずは3つに分けて見る

予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトや他サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を分けて整理すると判断しやすくなります。 事実だけ、淡々と整理します。憶測や決めつけは書きません。

確認できた事実特商法表記の事業者名「競艇BULL運営事務局」・運営責任者「大野雄大」・所在地「東京都渋谷区恵比寿1-19-19」・03から始まる固定電話・メールアドレス/所在地が「恵比寿ビジネスタワー」であること/ドメイン kyotei-bull.net の登録日が2020年6月19日であること/2026年6月17日時点で公式サイトに接続できないこと
宣伝されている内容「比類無き予想 回収率にこだわる」というキャッチコピー/毎日配信される無料予想/RED(8,000円)〜GOD(300,000円)の有料プラン
確認できなかったこと「競艇BULL運営事務局」名義の法人登記/恵比寿の住所で実際に業務をしている実態(専有か共用か)/宣伝される的中実績・回収率が事実かどうかの第三者検証

① どんなサイト?集客の流れを確認

競艇BULL(競艇ブル)は「比類無き予想 回収率にこだわる」というキャッチコピーを掲げていた競艇予想サイトです。 会員登録をすると、毎日配信される無料予想を見られる方式だったと、複数の口コミ検証サイトが記録しています。

こうした「まず無料で予想を体験させてから有料プランへ誘導する」流れは予想サイトに共通する一般的な導線で、それ自体が違法というわけではありません。 ただ、無料予想の的中実績や「回収率」は運営側の自己申告で、第三者が事後に再現確認する手段がない、という性質は知っておいてよい情報です。

国民生活センターも、ギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウと称して販売される「情報商材」について、「『簡単にもうかる』などといった投稿やメッセージはうのみにしないようにしましょう」と注意を呼びかけています。

国民生活センターの情報商材に関する相談ページ
画像:国民生活センター「情報商材(各種相談の件数や傾向)」のページより(2026年6月17日取得)

② 運営情報を検証する

特商法表記と法人登記

複数の口コミ検証サイトに引用されている特定商取引法に基づく表記(特商法表記)には、販売事業者「競艇BULL運営事務局」、運営責任者「大野雄大」、所在地「東京都渋谷区恵比寿1-19-19」、03から始まる固定電話番号、メールアドレスが記載されていました。 表記項目そのものは揃っています。

一方で、「競艇BULL」を名称に含む法人は、国税庁の法人番号公表サイトの検索では確認できませんでした(2026年6月17日時点の当サイト調査)。 「運営事務局」という名称は法人格を示すものではなく、法人・個人いずれでも名乗れる表記です。 法人登記がないこと自体は違法ではありませんが、トラブル時に相手方を特定しづらくなる点は意識しておきたいところです。

国税庁 法人番号公表サイトの検索画面
画像:国税庁「法人番号公表サイト」の検索画面より(2026年6月17日取得)

所在地は恵比寿ビジネスタワー

所在地の「東京都渋谷区恵比寿1-19-19」は、不動産情報サイトによると、オフィスビル「恵比寿ビジネスタワー」の住所です。 同ビルにはレンタルオフィス・コワーキングサービスも入居しており、住所だけからは、専有オフィスなのか、シェアオフィス・バーチャルオフィス利用なのかは判別できません。

特商法表記の住所に部屋番号やフロアの記載がない、という点も事実です。 IP電話や転送サービス、レンタルオフィスはいずれも合法的に利用できるため、これ自体が違法というわけではありません。 ただ、「住所の場所に事業の実態があるとは限らない」という点は、知っておいてよい情報だと思います。

ドメインは2020年取得・現在は接続不可

WHOIS情報(who.is、2026年6月17日取得)では、kyotei-bull.net の登録日は「2020年6月19日」でした。 運営歴そのものは数年あったサイトです。

一方で、当サイトが2026年6月17日に確認したところ、公式サイト(kyotei-bull.net)には接続できませんでした。 口コミ検証サイトの中にも「2025年に閉鎖を確認した」「2026年2月時点で登録ページが表示されなかった」と記録するものがあり、Web Archive(archive.org)に残る最終スナップショットも2025年11月12日です。 現在新たに課金できる状態ではないとみられますが、同じ運営元が名称を変えて別サイトを出す例は予想サイト業界で珍しくないため、似た特徴のサイトを見かけたときの参考として整理しておきます。

③ 料金プランと「回収率」の読み方

口コミ検証サイトに記録されている有料プランは、RED(80pt・8,000円)、BLACK(150pt・15,000円)、FEATHER(250pt・25,000円)、LIGHT(450pt・45,000円)、MIDDLE(800pt・80,000円)、HEAVY(1,500pt・150,000円)、GOD(3,000pt・300,000円)などです。 いずれも3連単形式で、推奨投資額は1点2,000円とされていました。

金額は数千円から30万円超までと幅があります。 最上位プランは目標金額も大きく設定されますが、目標金額は保証額ではありません。 「回収率にこだわる」と掲げていても、その回収率を第三者が検証できる仕組みがない以上、自己申告の数字として読むのが安全です。

そもそも、競馬・競艇など公営競技の予想情報業界には、実績を認証する公的な仕組みや公正競争規約が存在しないことを、消費者庁が2024年の注意喚起の中で明らかにしています(この注意喚起は競馬情報に関するものですが、競艇など他の公営競技の予想情報についても、実績を認証する公的機関は確認できません)。 サイトやレビューサイトが掲載する的中画像・回収率は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です。

消費者庁の競技予想に関する注意喚起ページ
画像:消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」より(2026年6月17日取得)

課金前のチェックリスト

まとめ

競艇BULLについて、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、「競艇BULL運営事務局」名義の法人登記が確認できないこと、所在地がレンタルオフィスの入るビルで部屋番号の記載がないこと、現在は公式サイトに接続できないことは、事実として確認できました。 縁起やキャッチコピー、「回収率」の数字ではなく、ここまでで確認できた事実をもとに判断することをおすすめします。最終的に判断するのは、あなた自身です。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。

困ったとき・迷ったときは
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。

出典・参考資料

本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。

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