検証

競艇エクスプロージョン(boat-explosion.com)の口コミ・評判は本当?運営情報と現在の状況を検証してみた

公開|公開情報にもとづく検証記事

競艇エクスプロージョン(Boat Explosion)のトップページ
画像:競艇エクスプロージョン公式サイト(boat-explosion.com)トップページ(Internet Archive・2023年保存分)より
相談者さん

競艇エクスプロージョンっていう予想サイトの名前をネットで見かけたんですけど、いま検索してもサイトが開かなくて……。もし過去にお金を払っていた人がいたら、もう泣き寝入りするしかないんでしょうか?

ケンジ
ケンジ

先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。ただ、サイトがすでにアクセスできなくなっている今だからこそ、確認しておきたい点が3つあります。

相談者さん

もう閉鎖したサイトなのに、いまさら確認する意味ってあるんですか……?

ケンジ
ケンジ

あります。同じような「無料ポイント」や「目標金額」を掲げるサイトは、名前を変えて今も出てきます。運営情報・所在地・ドメインの状態、この3つの見方を一緒に確認していきましょう。

結論 今回の調査では、競艇エクスプロージョンを詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、同種のサイトには課金を見送るのが無難というのが当サイトの整理です。理由は次の3つです。

特商法表記の運営主体「ボートエクスプロージョン運営事務局」と同じ名称の法人登記は確認できず、利用規約に記された「合同会社NT」の登記上の所在地と特商法表記の住所が一致しなかったこと(2026年6月30日時点の当サイト調査)。 所在地として記載された「東京都港区六本木7-12-2 R7ビルディング」が、住所貸し(バーチャルオフィス)を提供する施設の入る建物だったこと。 サイトは現在、ドメインの名前解決ができずアクセスできない状態で、的中実績や「目標金額」を後から第三者が確かめる手立てがないことです。

まずは3つに分けて見る

予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を分けて整理すると、判断しやすくなります

競艇エクスプロージョンはすでに閉鎖していますが、運営情報の確認のしかたは、いま勧誘を受けている他の予想サイトでもそのまま使えます。事実だけ、淡々と並べていきます。

確認できた事実特商法表記の事業者名・責任者・住所・連絡先(Internet Archive 保存分)/所在地のR7ビルにはバーチャル・レンタルオフィスが入居/利用規約記載の「合同会社NT」は登記上の所在地が新宿区/現在はドメインの名前解決ができずアクセス不能
宣伝されている内容「無料登録すれば今なら1日1回の無料情報提供」/登録特典のポイント進呈/「目標金額」を掲げたレベル制のポイント購入プラン
確認できなかったこと「運営事務局」名義の法人登記/特商法表記の六本木住所と登記所在地の一致/的中実績・回収率の第三者検証/ドメインの登録日(現在はWHOISを取得できず)

① どんなサイト?集客の流れを確認

競艇エクスプロージョン(Boat Explosion)は、「Explosion(爆発)」を掲げた競艇予想サイトでした。 入口は、LINEの友だち追加またはメールアドレスでの無料登録です。

登録すると無料予想が見られ、「無料登録すれば今なら1日1回の無料情報提供」といった案内が出ていました。 こうした「まず無料で体験させてから有料プランへ誘導する」流れは予想サイトに共通する一般的な導線で、それ自体が違法というわけではありません

無料登録すれば今なら1日1回の無料情報提供と案内するバナー
画像:競艇エクスプロージョン公式サイトの集客コピー(Internet Archive・2023年保存分)より

ただ、国民生活センターは「情報商材」について、「インターネットの通信販売等で、副業、投資やギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウ等と称して販売されている情報のこと」と説明し、注意を呼びかけています。 「無料」から入っても、その先に有料の情報購入が控えている点は、最初に意識しておいてよい情報です

相談者さん

無料登録だけなら、とりあえず試しても損はないですよね?

ケンジ
ケンジ

入口が無料なのは事実です。ただ、この業界は無料予想の次に有料プランへ段階的に進む仕組みが一般的なので、財布を開く前に運営元がどんな相手かを見ておきたいところです。

② 運営情報を検証する

特商法表記の内容

Internet Archive に保存された特定商取引法に基づく表記には、販売事業者「ボートエクスプロージョン運営事務局」、運営統括責任者「鈴木将太」、所在地「東京都港区六本木7-12-2 R7ビルディング」、電話番号「03-6824-6241」、メールアドレス「info@boat-explosion.com」が記載されていました。 販売価格は「1ポイント=100円(ポイント有効期限30日、先払いのみ)」、返品(返金)については「商品の性質上、一切お受けできません」と書かれています。

消費者庁の特定商取引法ガイドによると、インターネットの通信販売では事業者の氏名(名称)・住所・電話番号などの表示が義務づけられています。 その意味で、表示項目自体はひととおり揃っていました。問題は、その中身が外から裏づけられるかどうかです

競艇エクスプロージョンの特定商取引法に基づく表記
画像:競艇エクスプロージョン公式サイトの特定商取引法に基づく表記(Internet Archive・2023年保存分)より

法人登記との照合(合同会社NT)

「ボートエクスプロージョン運営事務局」という名称は屋号であり、法人格を示すものではありません。 利用規約には「合同会社NTが運営するエクスプロージョン」という記載があるとされ、国税庁の法人番号由来データ(gBizINFO)で「合同会社NT(法人番号8011503003662)」という法人は実在を確認できました

ただし、この合同会社NTの登記上の所在地は、過去から新宿区などを転々としており、特商法表記の「東京都港区六本木」とは一致しませんでした(2026年6月30日時点の当サイト調査)。 特商法表記の住所と、実在が確認できる法人の登記所在地が一致しない、という組み合わせです。 登記情報のない屋号で営業すること自体は違法ではありませんが、トラブル時に相手方を特定しづらくなる点は、知っておいてよい情報だと思います。

相談者さん

法人自体はちゃんと存在するんですよね?それなら安心していいのかなって……

ケンジ
ケンジ

「合同会社NT」という法人の存在自体は確認できました。ただ、その登記上の住所と特商法表記の六本木の住所が一致しない——これが1つ目の確認ポイントでした。

所在地はバーチャルオフィスが入る住所

所在地の「東京都港区六本木7-12-2 R7ビルディング」には、フレキシブルオフィス「SPACES六本木」(IWG/Regus系列)が入居しています。 ここはコワーキングスペースのほか、住所だけを借りられるバーチャルオフィスのプランも提供している施設です

つまりこの住所だけからは、専有オフィスを構えていたのか、住所貸しを利用していたのかは判別できません「住所の場所に事業の実体があるとは限らない」という点も、確認しておきたい情報です。

ドメインと現在の状況

公式ドメイン boat-explosion.com は、2026年6月30日時点で当サイトが確認したところ、ドメインの名前解決ができず、サイトにアクセスできない状態でした。 ドメインの登録日について「2022年10月」とする情報もありますが、現在はWHOIS情報を取得できず、一次情報として確認することはできませんでした

運営がすでに終了している、もしくはドメインが失効していると見られます。 サイトが閉じてしまうと、過去にうたわれた的中実績や「目標金額」を後から確かめることはできません。閉鎖は、予想配信サイトに付きまとう構造的なリスクのひとつです

相談者さん

サイトが消えちゃったら、もう調べようがないってことですか?

ケンジ
ケンジ

そうなんです。的中実績や目標金額は、サイトが開いている間しか確かめられません。だからこそ、課金する前の段階で運営情報を見ておくことが大事になります。

運営情報だけでは、実際にお金を払ったあとの対応まではわかりません。もし競艇エクスプロージョンや似たサイトに、すでに支払ってしまっている場合は、状況を整理する入口として、LINEで話を聞かせてください。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

③ 料金プランと「目標金額」の読み方

競艇エクスプロージョンの有料プランは、1ポイント=100円のポイント制で、「情報料」と「目標金額」を並べたレベル制でした。 公開情報では、情報料15,000円ほどのプランから、数十万円規模のプランまで段階が用意され、それぞれに高額な「目標金額」が掲げられていたとされています。

ここで気をつけたいのは、「目標金額」は保証された金額ではないという点です。 特商法表記でも「当サイトの情報料はあくまでも分析調査費用であり、的中を保障するものではありません」と明記されていました。目標金額は、あくまで目標として示された数字です。

ポイントは「有効期限30日・先払いのみ」とされており、先にまとまった金額を入金させる仕組みでもあります。 登録特典としてのポイント進呈も、現金ではなくサイト内で使うポイントです。なお、事業者が顧客に提供する景品類には景品表示法上の上限規制総付景品は原則として取引価額の10分の2まで)があり、高額なポイント進呈をうたう広告は慎重に見る必要があります。

国民生活センターの情報商材に関する相談事例のページ
画像:国民生活センター「情報商材(各種相談の件数や傾向)」より(2026年6月30日取得)

的中実績についても、競艇など公営競技の予想情報業界には、実績を認証する公的な仕組みや公正競争規約が存在しません。 このことは、消費者庁が2024年5月の注意喚起の中で「公正競争規約が設定された事実はありません」と明らかにしています。サイトが掲げる的中画像や回収率は、第三者が事後に検証できない数字として読むのが安全です。

消費者庁の競馬情報公正取引協議会に関する注意喚起ページ
画像:消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」より(2026年6月30日取得)

競艇については、BOAT RACEオフィシャルサイトも、予想ソフトや情報を提供する一部サイトを利用した会員がお金をだまし取られる被害が発生したとして、注意を呼びかけています。

「目標金額」を信じて先払いしてしまった、けれどサイトが閉じてもう確認のしようがない——そんな状況の方もいるかもしれません。 サイトが閉鎖されていても、支払いの記録を整理することはできます。 振込明細ややり取りのスクショが残っていれば、まずはそこからで大丈夫です。

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課金前のチェックリスト

まとめ

競艇エクスプロージョンについて、詐欺と断定できる公的な証拠は、今回の調査では確認できませんでした。 一方で、特商法表記の住所と実在が確認できる法人の登記所在地が一致しないこと、その住所が住所貸しサービスの入る建物であること、そして現在はサイトにアクセスできない状態であることは、事実として確認できました。

このサイト自体はもう開いていません。ただ、同じような「無料ポイント」「目標金額」を掲げる予想サイトは、名前を変えて新しく出てきます。 縁起の良いプラン名や大きな「目標金額」ではなく、ここまでで確認できた事実をもとに判断することをおすすめします。最終的に判断するのは、あなた自身です。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。

困ったとき・迷ったときは。
すでにお金を支払ってしまった、似たサイトで高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。

電話は少し勇気がいる、という方は、LINEで「いつ・いくら払ったか」だけ送っていただく形でも構いません。 そこから何を確認すべきか、順番に整理していきます。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。

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