マクリ屋(boat-makuriya.com)の口コミ・評判は本当?運営情報を検証してみた
「マクリ屋」というLINEの予想サイトが気になっています。浜名湖で大きく当たったという実績が出ていて、無料予想も見てみたいのですが……大丈夫でしょうか?
その「気になる」を大事にしてください。先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は見つかりませんでした。ただ——課金する前に確認しておきたい点が3つあります。
3つ……? お金を払う前に聞いておきたいです。
所在地の実態・ドメインの新しさ・的中実績の見せ方の3つです。どれも公開情報から確認できます。順番に、一緒に見ていきましょう。
結論 今回の調査では、マクリ屋を詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、課金は見送るのが無難というのが当サイトの整理です。理由は次の3つです。
① 特商法表記の所在地をGoogleマップで確認すると、集合住宅「大熊マンション」の一室だったこと(2026年7月時点の当サイト調査)。 ② ドメイン(boat-makuriya.com)の取得日は2025年12月9日で、運営歴はまだ7か月半ほどと浅いこと。 ③ 掲載されている有料プランの「的中」実績は毎回数百万円規模で並んでいる一方、不的中だった回の表示は確認できず、第三者が事後検証できる仕組みが存在しないことです。
まずは3つに分けて見る
予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を3つの箱に分けて整理すると判断しやすくなります。
| 確認できた事実 | 特商法表記の事業者名・運営責任者名・所在地・連絡先/国税庁法人番号システム連携データでの法人としての実在/ドメインの登録日(2025年12月9日) |
|---|---|
| 宣伝されている内容 | 「LINEで簡単登録・20,000円分のポイント進呈」「本日の無料情報・全レース予想」「直近のイチ押し予想プラン成績」として日々数百万円規模の的中実績 |
| 確認できなかったこと | 有料プランの的中実績・回収率が事実かどうかの第三者検証/不的中だった回の開示/過去に別の名称・住所で運営されていた経緯の有無 |
①どんなサイト?集客の流れを確認
マクリ屋は「常識をまくる大本命」というキャッチコピーを掲げる競艇予想サイトで、LINEの友だち追加で無料登録する方式です。 登録すると「20,000円分のポイント進呈」と案内され、「本日の無料情報」として全レース予想が無料で公開されています。
トップページには「屏風の虎」「TAKUMI」「一網打尽」「航跡の導き」「第二陣」といった有料プランの「的中」実績が、日付付きで並んでいます。
どのプランも数百万円の「的中」って書いてありますね。これだけ当たるなら期待できそうです。
並んでいるのは的中した回だけです。同じ期間に不的中の回があったかどうかは、このページからは確認できません。「自分だけ外れる」のはなぜ?を整理した記事でも触れていますが、良い結果だけを並べることは仕組み上できてしまいます。
「まず無料で体験させてから有料プランへ誘導する」流れ自体は予想サイトに共通する一般的な導線で、それ自体が違法というわけではありません。 同じような段階課金の構造は、ボートフューチャー(BOAT FUTURE)の検証記事でも確認しています。あわせて確認しておくと、集客の型そのものが見えてきます。
②運営情報を検証する
特商法表記と法人登記
公式サイトの特定商取引法に基づく表記には、運営会社「株式会社rabbit foot」、運営責任者「山森進一」が記載されています。 所在地は「東京都杉並区下井草二丁目12番5」、電話番号は「03-6264-4448」(平日のみ)で、メールアドレスも記載されています。 支払い方法はクレジットカード・銀行振込で、ポイントは1pt=100円です。 有効期限は最終取得から180日で、扱う商品がデジタルコンテンツであるため返品・返金には応じられないと明記されています。
「株式会社rabbit foot」の法人番号「3011301029071」は、国税庁法人番号システムの連携データを表示する法人検索サイトで確認できます。 gBizINFO(経済産業省)でも同じ番号が確認でき、法人番号の指定日は2023年10月13日でした。 登記上の本店所在地は特商法表記の住所と番地・号室まで一致していました(2026年7月25日時点の当サイト調査)。 法人としての実在自体は確認できた、という点はフェアに書いておきたいところです。
一方で、一部の第三者検証サイトが2026年に確認した特商法表記では、現在とは異なる所在地(杉並区高円寺南のビル)が記載されていた、との記録があります。 これは当サイトが一次情報として裏付けを取れていない第三者の記録です。所在地が変更された経緯や時期は当サイトでは確認できませんでした。特商法表記は変更され得るものなので、この一点だけで評価を決めるべきではありませんが、知っておいてよい情報だと思います。
法人登記があるなら、それだけで安心していいんでしょうか?
法人登記が確認できるのは、確かに一つの安心材料です。ただ、それは「実在する」ことの確認であって、「サービスの中身が信頼できる」ことの証明ではありません。所在地とドメインも、あわせて見ていきましょう。
所在地は集合住宅「大熊マンション」
特商法表記の所在地「東京都杉並区下井草二丁目12番5」をGoogleマップで検索すると、「大熊マンション」という集合住宅の建物名が表示されます(2026年7月25日時点の当サイト調査)。
マンションの一室を事務所として使うこと自体は違法ではありませんが、住所だけからはオフィス専有部分なのか居住用の一室なのかは判別できません。 似たパターンは競艇億り人(OKURIBITO)の検証記事でも確認しており、居住用マンションを所在地とする予想サイトは珍しくないようです。
ドメインは2025年12月取得の新しいサイト
WHOIS情報(2026年7月25日取得)では、boat-makuriya.com の登録日は「2025-12-09」でした。 運営会社の法人自体は2023年10月に法人番号が指定された、比較的古い会社である一方、「マクリ屋」というサイト自体の運営歴は7か月半ほどと浅いことになります。同じ法人が過去に別の予想サイトを運営していたかどうかは、当サイトでは確認できませんでした。
ここまでで、所在地が集合住宅の一室であることとサイトの運営歴が7か月半ほどとまだ浅いことが分かりました。運営会社自体は古くても、「マクリ屋」というサイトが積み重ねてきた実績はまだ少ない段階だと言えます。 すでに登録・課金してしまった方を責めるつもりはありません。まずは匿名で、状況を整理する入口としてLINEにご連絡ください。
③料金プランと的中実績の読み方
トップページには「直近のイチ押し予想プラン成績」として、日付ごとに100万円前後の「獲得」実績が並んでいます。
先ほどの有料プラン一覧とあわせて見ると、「屏風の虎」「TAKUMI」「一網打尽」「航跡の導き」のいずれも、直近の複数日にわたって数百万円単位の的中が続けて掲載されています。 浜名湖会場の実績も含まれていますが、ボートレース浜名湖の公式データを整理したガイド記事と照らし合わせても検証はできませんでした。 個別のレース結果を第三者が事後検証する手段は、当サイトでは確認できません。
競馬・競艇など公営競技の予想情報業界には実績を認証する公的な仕組みや公正競争規約が存在しないことを、消費者庁が2024年の注意喚起の中で明らかにしています。 サイトが掲載する的中実績・回収率は第三者が事後検証できない自己申告の数字として読むのが安全です。 実際のものより著しく優良であるかのように見せる表示は、景品表示法上の「優良誤認表示」として問題になり得ます。 これは消費者庁が示す一般的な枠組みであり、マクリ屋の表示がこれに該当するかどうかは当サイトでは判断できません。
特商法表記の電話番号についても触れておきます。特定商取引法ガイド(消費者庁)は、通信販売の広告における電話番号は「確実に連絡を取れる番号」を表示する必要があると説明しています。 マクリ屋の特商法表記には「電話は平日のみ」と注記があり、表示義務自体は満たしていますが、実際につながるかどうかは今回未検証です。
なお、金融庁の無登録業者リストを確認しましたが、運営会社名・運営責任者名・サイト名のいずれも掲載はありませんでした(2026年7月25日時点)。 このリストは金融商品取引業を対象としており、舟券の予想情報提供業がそもそも対象範囲に含まれるかは別の論点である点は付け加えておきます。また、公営競技の悪質な予想業者についてはJRA(中央競馬)が同種の注意喚起を出していますが、これは競馬向けのもので、競艇を対象とした同種の一次情報は今回確認できませんでした。
的中実績も回収率も、外部から確かめるすべがない自己申告の数字である一方、金融庁の無登録業者リストにも名前は見当たりませんでした。「白でも黒でもない」情報だけでは、判断に迷う方も多いはずです。 数字を信じて入金してしまっていても、責められることではありません。電話は少しハードルが高いという方は、まずは匿名でLINEから今の状況をお聞かせください。
課金前のチェックリスト
- ✓運営者の法人登記・所在地の実態を自分でも確認したか
- ✓掲載されている的中実績に不的中の回が含まれているかを考えたか
- ✓「ポイント有効期限180日」「返品・返金不可」という規約の内容を理解したか
- ✓運営歴の浅いサイトに、最初からまとまった金額を入金しようとしていないか
- ✓失っても生活に影響しない範囲の金額で考えているか
まとめ
マクリ屋について、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。運営会社「株式会社rabbit foot」の法人としての実在も確認できています。 一方で、特商法表記の所在地が集合住宅であること、サイト自体の運営歴が7か月半ほどと浅いこと、有料プランの的中実績が不的中の回を伴わない自己申告の数字であることは事実として確認できました。 「浜名湖で大きく当たった」という実績表示だけを見て課金へ進む前に、上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。
最終的に判断するのは、あなた自身。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。
電話は少しハードルが高い、まずは匿名で聞いてみたい——そんなときは、こちらからどうぞ。
出典・参考資料
- マクリ屋公式サイト(特定商取引法に基づく表記) https://boat-makuriya.com/outline.php(2026年7月25日取得)
- 国税庁法人番号システム連携データ(全国法人リスト) https://houjin.jp/c/3011301029071(2026年7月25日取得)
- gBizINFO(経済産業省) https://info.gbiz.go.jp/hojin/ichiran?hojinBango=3011301029071(2026年7月25日取得)
- WHOIS情報(boat-makuriya.com のドメイン登録情報)(2026年7月25日取得)
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html(2026年7月25日取得)
- 消費者庁「優良誤認とは」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/misleading_representation(2026年7月25日取得)
- 消費者庁「特定商取引法ガイド」通信販売広告について https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/advertising.html(2026年7月25日取得)
- 消費者庁 2024年注意喚起 https://www.caa.go.jp/notice/entry/037846/(2026年7月25日取得)
- JRA「悪質な予想・情報提供業者に関する注意喚起」 https://www.jra.go.jp/news/informations/akutoku.html(2026年7月25日取得)
- 第三者検証サイトによる過去の特商法表記の記録(参考情報・当サイトでは未検証) https://freeboatrace.com/data/1483/(2026年7月25日取得)
本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。