万舟祭(まんしゅうさい)の口コミ・評判は本当?運営情報と現在の状況を検証してみた
「万舟祭」っていう競艇予想サイトの名前を見かけて調べているんですが、公式サイトが見つからなくて……。回収率720%の予想家がいるって紹介もあったのに、実際どうなんでしょうか?
調べてから動く姿勢、大事にしてください。先に言うと、万舟祭のサイトは現在確認できません。ドメインは競艇と無関係のサイトに変わっていました(2026年7月3日時点)。
もう使えないんですね……。でも、似たようなサイトから勧誘を受けていて、正直迷っています。
それなら万舟祭は良い教材になります。利用規約の「フィクション」記載・割引販売の見せ方・運営情報の確認方法の3つを、公開情報から一緒に振り返ってみましょう。
結論 今回の調査では、万舟祭を詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、サイトは既に閉鎖状態で、現在利用することはできません。同種のサイトを検討する前に、知っておきたい事実が3つあります。
① ドメイン(manshusai.jp)は現在、競艇と無関係のサイトに変わっていること(2026年7月3日時点の当サイト調査)。 ② 閉鎖前の利用規約に、「記載内容全般はあくまでフィクション」と読める記載があったこと。回収率720%とされた予想家が実在した保証はありません。 ③ 「通常100,000円→特別価格4万5000円」といった割引表示が使われていましたが、的中実績を第三者が事後検証する公的な仕組みは存在しないことです。
まずは3つに分けて見る
予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトや他サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を3つの箱に分けて整理すると判断しやすくなります。 万舟祭は既に閉鎖状態のため、閉鎖前に公開されていた情報と、今も確認できる公的情報を分けて整理しました。
| 確認できた事実 | 特商法表記に記載されていた「株式会社グローバルメディア」と同名・同住所の法人登記(法人番号7012701010996)/manshusai.jpのWHOIS情報(2023年10月1日登録・登録者非表示)/現在のmanshusai.jpが競艇と無関係のサイトになっていること |
|---|---|
| 宣伝されている内容 | 「競艇界の預言者」「回収率720%・的中率62%」の予想家紹介/「通常100,000円のところ特別価格4万5000円」「獲得目標200万円」「限定20名様」など |
| 確認できなかったこと | 予想家「藤堂源十郎」氏の実在/的中実績・回収率が事実かどうかの第三者検証/サイトが閉鎖に至った経緯・理由 |
① どんなサイトだった?「フィクション」と書かれた利用規約
万舟祭(まんしゅうさい)は、和風のデザインで「競艇で勝ち組に!」と掲げていた競艇予想サイトです。 会員ページには「競艇界の預言者」と紹介される予想家「藤堂源十郎」氏が登場し、「回収率720%・的中率62%」という数字が添えられていました(冒頭の画像参照)。
ここで確認しておきたいのが、閉鎖前の利用規約です。 免責事項の項目に、次のような記載がありました。
規約には、サイト内の記載内容について「エンターテイメント性を向上させる為に創作した内容も含まれます」「記載内容全般はあくまでフィクションと捉えて頂き、登場する団体名、個人名は実在するものではございません」と読める文言が記載されていました。 つまり、規約の記載を素直に読むかぎり、予想家の経歴や実績を含むサイト内の記載は「創作を含む」と運営元自身が説明していたことになります。
えっ、回収率720%の予想家も「創作」かもしれないってことですか?
規約上は「実在するものではございません」と書かれていた以上、実在を前提に信頼する根拠はなかった、と整理するのが安全です。こうした免責の書き方は他の予想サイトでも見かけるので、課金前に規約を読む習慣をおすすめします。
こうした「実績をうたう紹介文」と「フィクションと説明する規約」の組み合わせは、万舟祭に限らない論点です。 国民生活センターは、ギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウと称して販売される「情報商材」について、「簡単にもうかる」などの投稿やメッセージをうのみにしないよう注意を呼びかけています(2018年8月公表・現在も掲載)。
② 運営情報と現在の状況を検証する
特商法表記と法人登記
閉鎖前の特定商取引法に基づく表記には、販売業者「株式会社グローバルメディア」、運営責任者「増永恵一」、所在地「神奈川県横浜市西区楠町18-4 小池ビル201」、電話番号(050-8882-4446)が記載されていたとされています。 国税庁の法人番号公表サイトのデータでは、「神奈川県横浜市西区楠町18-4-201」を所在地として2015年10月5日に新規登録された株式会社グローバルメディア(法人番号7012701010996)の登記が確認できました(2026年7月3日時点の当サイト調査)。 部屋番号まで一致しており、法人としての登記自体は存在していたと整理できます。
一方で、同法人は2021年2月9日付で所在地を横浜市西区浅間町へ変更しています。 また、登記データに代表者名の掲載はなく、運営責任者「増永恵一」氏と法人の関係は外部からは確認できませんでした。
所在地と電話番号の読み方
所在地とされていた「小池ビル」は、複数の不動産情報サイトによると1984年竣工・地上5階建ての一般的な賃貸オフィスビルという情報が確認できます。 電話番号の「050」は、総務省の資料によると市外局番の仕組みを持たないIP電話の番号です。 固定電話番号(03や045など)と違い地域と紐づかないため、番号から所在地の実態を推測することはできません。IP電話の利用自体は合法で、これ自体が問題というわけではありませんが、知っておいてよい情報です。
ドメインは2023年10月登録、現在は別サイトに
JPRSのWHOIS情報(whois.jprs.jp、2026年7月3日取得)では、manshusai.jp の登録年月日は「2023/10/01」、登録者名は公開代行サービスにより非表示でした。 そして現在、このドメインにアクセスすると表示されるのは、競艇予想サイト「万舟祭」ではなく、競艇と無関係のサイトです。 万舟祭としての特商法表記もサイト上では閲覧できなくなっており、利用者がお金を払う先としての実体は、現在確認できない状態と言えます。
予想サイトって、こんなふうに急になくなってしまうものなんですか?
閉鎖の理由までは外部から確認できません。ただ、閉鎖されると問い合わせ先も実績の記録も一緒に消えてしまうのは事実です。運営歴の浅いサイトにまとまった金額を入金する前に、この可能性は頭に置いておきたいところです。
ここまでで、法人登記は確認できた一方、サイト自体が既に閉鎖状態であることが分かりました。もし過去に万舟祭へ課金したことがある方も、似たサイトへの入金を迷っている方も、責める話ではありません。状況を整理する入口として、LINEで話を聞かせてください。
③ 販売手法と無料予想を振り返る
「通常10万円→特別価格4万5000円」の割引表示
閉鎖前の有料プラン案内には、「限定情報料 通常100,000円のところ【特別価格4万5000円】」「獲得目標 200万円」「限定20名様」といった表示が確認できます。
「通常価格」を併記して値引き幅を大きく見せる二重価格表示は、実際にその通常価格で販売された実績が乏しい場合、景品表示法の有利誤認表示の問題になり得る類型です。 万舟祭の表示が実際にどう運用されていたかは外部から確認できませんが、「今だけ半額以下」という見せ方自体を割り引いて読む視点は持っておきたいところです。 なお、「獲得目標200万円」の「目標金額」は保証額ではありません。
1日に何通も届く案内メール
会員登録後の受信トレイのスクショには、同じ日付(4月25日)で万舟祭からのメールが並んでいます。 件名は「※締切残り1時間切っています」「【1万円】⇒【6980円】初回限定価格!」など、締切と値引きを強調するものが目立ちます。
案内メールの多さ自体は違法ではありません。 ただ、「残り時間」「限定」で判断を急がせる案内が続く環境では、冷静な検討がしづらくなります。判断を急かされていると感じたら、一度画面を閉じて時間を置くことをおすすめします。
無料予想の一例をBOATRACE公式データと照合
閉鎖前に公開されていた無料予想の一例も見ておきます。 2020年4月23日の福岡2Rでは、3連単フォーメーション(1着:1・5/2着:1・3・5/3着:1・3・4・5)の計8点・各500円が案内されていました。
BOATRACE公式サイトの記録では、このレースの結果は3連単「4-3-1」(払戻金4,610円・18番人気)で、案内された8点はいずれも不的中でした。
もちろん、1レースの結果だけで予想の質は判断できません。 ここで持ち帰ってほしいのは、予想サイトの「実績」は公式データと照合して初めて事実になるという確認方法のほうです。 競馬など公営競技の予想情報をめぐっては、消費者庁が2024年の注意喚起で、実績を認証する公正競争規約を運用する公的団体が存在しないことを明らかにしています。競艇の予想情報にも、同様に実績を公的に認証する仕組みはありません。サイトが掲げる的中実績・回収率は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です。
「限定」「特別価格」の案内に心が動いたまま入金してしまった——そんな経験も、責められることではありません。今の状況を整理する入口として、LINEでお話を聞かせてください。
課金前のチェックリスト
万舟祭は既に利用できませんが、同じ構造のサイトはいまも数多くあります。 似たサイトへの課金を迷ったら、次の5つを確認してみてください。
- ✓利用規約に「フィクション」「創作」「演出」などの記載がないか確認したか
- ✓運営者の法人登記・所在地を国税庁の法人番号公表サイトで自分でも確認したか
- ✓「通常価格→特別価格」の割引が常に表示されていないかを数日おいて見比べたか
- ✓的中実績・回収率は第三者が検証できない数字だと理解したか
- ✓失っても生活に影響しない範囲の金額で考えているか
まとめ
万舟祭について、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、サイトは既に閉鎖状態でドメインは無関係のサイトに変わっていること、閉鎖前の利用規約に「フィクション」と読める記載があったこと、割引と締切を強調する販売手法が使われていたことは、公開情報から確認・整理できた事実です。 「回収率○○%」の紹介文に心が動いたときこそ、上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。
最終的に判断するのは、あなた自身。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。
電話は少しハードルが高い、まずは匿名で聞いてみたい——そんなときは、こちらからどうぞ。
出典・参考資料
- 国税庁 法人番号公表サイト(株式会社グローバルメディア・法人番号7012701010996)https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/(2026年7月3日確認)
- JPRS WHOIS(manshusai.jp の登録情報)https://whois.jprs.jp/(2026年7月3日取得)
- 消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」(2024年5月)https://www.caa.go.jp/notice/entry/037846/(2026年7月3日確認)
- 国民生活センター「簡単に高額収入を得られるという副業や投資の儲け話に注意!」(2018年8月)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180802_1.html(2026年7月3日確認)
- 総務省「固定電話番号を利用する転送電話サービスの在り方 参考資料集」(2018年7月)https://www.soumu.go.jp/main_content/000563951.pdf(2026年7月3日確認)
- BOATRACE公式サイト(2020年4月23日 福岡2R 出走表・結果)https://www.boatrace.jp/(2026年7月3日確認)
本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。閉鎖前のサイト内容に関する記述は、閉鎖前に公開されていた情報のスクショにもとづきます。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。