検証

クイックボート(Quick Boat)の口コミ・評判は本当?運営情報と現在の状況を検証してみた

公開|公開情報にもとづく検証記事

クイックボートのトップページ
画像:クイックボート公式サイト(quick-boat.com)トップページより(2024年5月時点のアーカイブ)
相談者さん

クイックボートって、実際どうだったんですか?「不的中ならポイント返還」と書いてあって気になっていたんですけど、検索したら「詐欺」という言葉も出てきて……。

ケンジ
ケンジ

気になって調べる、その一歩は大事です。先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は見つかりませんでした。ただ、クイックボートはすでに閉鎖されていて、確認しておきたい点が3つあります。

相談者さん

もう閉鎖しているんですね……。でも同じような予想サイトを選ぶとき、何を見ておけばいいんでしょう?

ケンジ
ケンジ

法人登記・所在地・的中実績の裏づけの3つです。どれも公開情報で辿れます。クイックボートを例に、順番に見ていきましょう。

結論 今回の調査では、クイックボートを詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、クイックボート(quick-boat.com)はすでに閉鎖されており、同じような競艇予想サイトを検討するなら課金を急がないのが無難というのが当サイトの整理です。理由は次の3つです。

「クイックボート運営局」と同名の法人登記が確認できなかったこと。(国税庁サイト/2026年6月25日時点の当サイト調査) 所在地「日本橋兜町17番2号」が、住所だけを借りられるバーチャルオフィスの入る番地であること。 ポイント返還や高額プランを前面に出す一方、的中実績を第三者が検証できる公的な仕組みがないこと。

まずは3つに分けて見る

予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトや他サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を分けて整理すると判断しやすくなります。

確認できた事実所在地ビル「兜町第6葉山ビル」が実在すること/同じ番地にバーチャルオフィスが営業していること/2024年5月末に閉鎖され、現在は公式サイトにアクセスできないこと
宣伝されている内容「初回限定1,000円プラン」「不的中ならポイント返還」「無料予想を毎日公開」「回収率約85%」など(主に他社レビューサイトの記載)
確認できなかったこと運営局の法人登記/運営責任者やドメイン取得日などの一次情報/的中実績・回収率の第三者検証

① どんなサイトだった?集客の流れを確認

クイックボート(Quick Boat)は「時は金なり」をキャッチコピーに掲げていた競艇予想サイトで、LINEの友だち追加で無料登録する方式でした。 無料予想は毎日2レース分・3連単の買い目が公開されると案内され、他社のレビューサイトでは「回収率約85%」といった数字も紹介されていました。

相談者さん

無料で買い目まで見られるなら、試すだけならタダ……ということですよね?

ケンジ
ケンジ

入口は無料です。ただ、この業界は無料予想から有料プランへ段階的に課金させるのが基本の流れです。だからこそ、財布を開く前に「運営元がどんな相手か」を見ておきたいんです。

こうした「まず無料で体験させてから有料プランへ誘導する」流れは予想サイトに共通する一般的な導線で、それ自体が違法というわけではありません。 ただし、国民生活センターは、副業・投資・ギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウと称して販売される「情報商材」について、根拠のない約束をうのみにしないよう注意を呼びかけています。

国民生活センターの情報商材に関する注意喚起ページ
画像:国民生活センター「情報商材(各種相談の件数や傾向)」より

② 運営情報を検証する

特商法表記と法人登記

他社のレビューサイトによると、特定商取引法に基づく表記には、販売事業者「クイックボート運営局」、運営責任者「田中幸喜」、所在地「東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4F」、連絡先(電話番号・メールアドレス)が記載されていたとされています。 ただし運営会社の社名は公開されていなかったと複数のレビューが伝えています。

「クイックボート」を名称に含む法人は、国税庁の法人番号公表サイトの検索では確認できませんでした(2026年6月25日時点の当サイト調査)。 「運営局」という名称は法人格を示すものではなく、法人・個人いずれでも名乗れる表記です。 法人登記がないこと自体は違法ではありませんが、トラブル時に相手方を特定しづらくなる点は意識しておきたいところです。

所在地は兜町第6葉山ビル

所在地の「東京都中央区日本橋兜町17番2号」は、不動産情報サイトの物件情報によると「兜町第6葉山ビル」というレンタルオフィス物件の住所です。 さらに、同じ「日本橋兜町17」の番地には、月額数百円から住所だけを借りられるバーチャルオフィスも営業しています。 住所だけからは、専有オフィスなのか、シェアオフィス・バーチャルオフィスの利用なのかは判別できません

兜町第6葉山ビルの物件情報ページ
画像:兜町第6葉山ビルの物件情報(SOHOオフィスナビ)より

ドメインと現在の状況

他社のレビューサイトでは、ドメイン quick-boat.com の取得日は2023年とされていますが、2026年6月時点ではWHOIS情報を取得できず、当サイトでは裏づけられませんでした。 公式サイト自体も同時点ではアクセスできず、クイックボートは2024年5月末に閉鎖されたと複数のレビューサイトが伝えています。 運営が終了したサイトは、入金後のサポートや返金対応を受けられるかどうかも不透明になります。

もし、あなたがすでにクイックボートや別の予想サイトにお金を払ってしまっていても、責める話ではありません。 運営が終わったあとほど、相談先が分からず一人で抱え込みやすくなります。 状況を整理する入口として、LINEで話を聞かせてください。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

③ 料金プランと「ポイント返還」「的中実績」の読み方

料金はポイント制(1ポイント=100円)で、初回限定プランは1,000円から、レギュラープランは17,000円〜80,000円程度と案内されていました。 「1レースでも不的中ならポイント返還」をうたうプランもあったとされています。

相談者さん

「返還」があるなら、外れても損はしない……と考えていいんですか?

ケンジ
ケンジ

そこは分けて考えたいところです。返ってくるのは現金ではなくサイト内ポイントで、同じサイトの有料予想にしか使えません。お金として引き出せるわけではないんです。

ここで注意したいのは、「返還」されるのは現金ではなくサイト内ポイントである点です。 ポイントは同じサイトの有料予想にしか使えないため、返還を受けても出金できるわけではありません。 なお、事業者が顧客に提供する景品類には景品表示法上の上限規制(総付景品は原則として取引価額の10分の2まで)があり、高額なポイント進呈をうたう広告は慎重に見る必要があります。

的中実績についても、競馬・競艇など公営競技の予想情報業界には実績を認証する公的な仕組みや公正競争規約が存在しないことを、消費者庁が2024年の注意喚起の中で明らかにしています。 サイトやレビューサイトが掲載する的中画像・回収率(「約85%」など)は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です。

消費者庁の競馬情報公正取引協議会に関する注意喚起ページ
画像:消費者庁「『一般社団法人競馬情報公正取引協議会』と称する団体について(注意喚起)」より

「返還があるから」と安心して支払ったのに、戻ってきたのは出金できないサイト内ポイントだけ——そこで初めて気づく方が多いのも事実です。 払ってしまった自分を責める必要はありません。 支払った金額とポイントの経緯を書き出すところから、一緒に整理しませんか。LINEで聞かせてください。

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課金前のチェックリスト

まとめ

クイックボートについて、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、法人登記が確認できないこと、所在地が住所貸しの可能な番地であること、ポイント返還や高額プランを前面に出した集客であること、そして現在はすでに閉鎖されていることは事実として確認できました。 「無料予想があるから」「返還保証があるから」と気軽に課金へ進む前に、同じような競艇予想サイトでは上のチェックリストを一度確認することをおすすめします。

困ったとき・迷ったときは
すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。

いきなり電話は気が引ける——そんなときは、サイト名と支払った金額をLINEで送っていただくだけでも大丈夫です。

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本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。

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