検証

スピナビ(spinavi)の口コミ・評判は本当?運営情報と現在の状況を検証してみた

公開|公開情報にもとづく検証記事

スピナビの有料プラン「THE BANK」を案内するバナー
画像:スピナビの有料プラン「THE BANK(銀行レース)」の案内より
相談者さん

スピナビって競艇予想サイト、「日収100万」みたいな広告を見かけたんですけど……検索したら「もう閉鎖した」なんて話も出てきて、何が本当なのか分からなくて。

ケンジ
ケンジ

その「分からない」を、公開情報で一つずつ埋めていきましょう。先に言うと、詐欺と断定できる公的な証拠は見つかりませんでした。ただ——課金前に知っておいてほしいことが3つあります。

相談者さん

3つ……? 払う前に聞いておきたいです。

ケンジ
ケンジ

運営会社の登記の状態・所在地・サイトの現在の稼働の3つです。どれも誰でも辿れる公開情報で確認できます。順番に、一緒に見ていきましょう。

結論 今回の調査では、スピナビを詐欺と断定できる公的な証拠は確認できませんでした。 ただし、課金は見送るのが無難というのが当サイトの整理です。理由は次の3つです。

運営会社「株式会社エウロパ」の登記情報に「登記記録の閉鎖等年月日 2023年12月20日」が表示されていること。 (経済産業省gBizINFO、2026年6月29日時点の当サイト調査) 特商法表記の所在地が、住所貸しを行うバーチャルオフィス事業者と同じ住所・同じ3階であること。 スピナビ公式サイトの現在の稼働が確認できないこと。的中実績を第三者が事後検証する公的な仕組みも存在しません。

まずは3つに分けて見る

予想サイトを調べるときは、「確認できた事実」「サイトや他サイトが宣伝している内容」「確認できなかったこと」を分けて整理すると判断しやすくなります

確認できた事実運営会社「株式会社エウロパ」の法人登記(法人番号9013301046768/所在地はミモザビル3階)/同住所・同3階でバーチャルオフィス事業者が確認できること/特商法表記の事業者名・住所・連絡先の記載
宣伝されている内容「日収100万」「想定払戻金 最大280万円」などの有料プラン/無料予想の配信(複数の検証サイトに掲載された内容より)
確認できなかったことスピナビ公式サイトの現在の稼働/2024年6月とされる閉鎖時期の一次情報/宝船・アクアライブなど他サイトとの運営同一性/料金や想定払戻金の数値(公式サイトで直接確認できず)

① どんなサイト?集客の流れを確認

スピナビ(spinavi)は「新式 競艇予想」をうたう競艇予想サイトで、LINEの友だち追加で無料登録する方式です。 まず無料予想を見せ、そこから有料プランへ案内する、という流れが取られています。

LINE友だち登録を促すスピナビのボタン
画像:スピナビのLINE友だち登録の案内より

無料予想は3連単の買い目が公開される形式です。 「まず無料で体験させてから有料プランへ誘導する」流れは予想サイトに共通する一般的な導線で、それ自体が違法というわけではありません。 ただ、国民生活センターは、もうけ話と称して販売される「情報商材」について「『簡単にもうかる』などといった投稿やメッセージはうのみにしないようにしましょう」と注意を呼びかけています。

スピナビの無料予想の買い目(児島4R)
画像:スピナビ会員ページの無料予想(児島4R)より
相談者さん

無料の買い目を見せてもらえると、なんだか信頼できそうな気がしてしまうんですが……それも自然な流れなんですか?

ケンジ
ケンジ

無料で体験させてから有料へ、という導線自体はよくある形で、それだけで問題とは言えません。ただ、「無料で当たった」だけで運営元の実態まで信頼するのは別の話です。次は、その運営元を見ていきましょう。

② 運営情報を検証する

特商法表記と法人登記

公式サイトの特定商取引法に基づく表記(特商法表記)には、販売業者「株式会社エウロパ」、販売責任者「吉田竜二」、所在地「東京都豊島区南大塚2-11-10 ミモザビル3階」、電話番号「03-6704-5627」、メールアドレスが記載されています。 電話番号には「電話でのお問い合わせは受け付けておりません」という注記が添えられていました。

スピナビの特定商取引法に基づく表記
画像:スピナビ公式サイトの特定商取引法に基づく表記より

運営会社「株式会社エウロパ」は、経済産業省gBizINFOで法人番号9013301046768として登記が確認できました。所在地も特商法表記と同じミモザビル3階です。 一方で、同じ登記情報には「登記記録の閉鎖等年月日 2023年12月20日」が表示されています(2026年6月29日時点の当サイト調査)。 これが何を意味するかは登記情報だけからは断定できませんが、登記の状態が通常の継続中の法人とは異なる表示になっている、という点は知っておいてよい情報です。

相談者さん

「登記記録の閉鎖等年月日」って、普通にサイトを運営している会社にも表示されるものなんですか?

ケンジ
ケンジ

登記情報だけで理由までは分かりません。ただ、通常の継続中の法人であれば表示されない項目ではあります。運営元の状態として、知っておいてよい情報だと考えています。

所在地はバーチャルオフィスと同じ住所・同じ階

所在地の「東京都豊島区南大塚2-11-10 ミモザビル」は、不動産情報サイトで実在する貸事務所ビルであることが確認できます。 注目したいのは、この同じ住所・同じ3階で「オフィスナビ」というバーチャルオフィス事業者が、住所貸し・郵便物受取代行・電話代行といったサービスを運営している点です。

つまり、特商法表記の所在地が、自社の専有オフィスなのか、住所だけを借りるバーチャルオフィスの利用なのかは、住所だけからは判別できません。 バーチャルオフィスの利用自体は合法で、それ自体が問題というわけではありません。ただ、「住所の場所に運営の実態があるとは限らない」という点は、確認しておいてよい情報だと思います。

公式サイトの現在の状況

スピナビの公式とされるドメインは、レビューサイトによって表記が分かれており、当サイトでは1つに特定できませんでした。 複数の検証サイトは、スピナビが2024年6月ごろに閉鎖されたと述べています。ただ、これは各サイトの記述であり、当サイトとして一次情報で確認できたものではありません。 確認できる範囲では、関連するとされるドメインの1つ(quard-pro.net)は、現在は「あそボート」という別の予想サイトとして稼働しており(who.isのWHOIS情報、2026年6月29日取得)、スピナビとしての稼働は確認できませんでした

運営元の登記・所在地・サイトの稼働状況と、ここまで3つ確認してきました。 まだ料金の話には入っていませんが、支払い先の実態そのものに疑問符が付く状態です。今の段階で気になることがあれば、無理に読み進めず相談していただいて構いません。

一度でも競馬・競艇の予想にお金を払ってしまった人は公式LINEへご連絡ください

③ 料金プランと「想定払戻金」の読み方

複数の検証サイトに掲載されている内容では、スピナビの有料プランには「クッキング馬場氏/舟券節約レシピ(18,000円)」「全国巡礼の田丸氏/日収100万(24,800円)」「THE BANK/銀行レース(95,000円)」などがあり、想定払戻金として最大280万円といった数字が掲げられていたとされています。

スピナビの有料プラン「日収100万 田丸コース」の案内
画像:スピナビの有料プラン「日収100万 田丸コース」の案内より

ここで気をつけたいのは、「想定払戻金」は保証された金額ではないということです。 「想定」とある通り、的中したと仮定した場合の見込み額であり、その金額が支払われることを約束するものではありません。 なお、こうした料金やプランの数字は公式サイトが現在確認できないため、当サイトとして一次情報で裏付けることはできませんでした

相談者さん

「想定」って言葉が付いているだけで、なんとなく信じてしまいそうです……。

ケンジ
ケンジ

そこは注意したいところです。「想定」は見込みであって、保証ではありません。金額の大きさに気を取られず、まず運営元の実態を確認する順番のほうが安全だと思います。

的中実績についても、競馬・競艇など公営競技の予想情報業界には、実績を認証する公的な機関や公正競争規約が存在しないことを消費者庁が2024年5月の注意喚起(消費者庁・公正取引委員会・農林水産省)の中で明らかにしています。 注意喚起の文言は「競馬情報」を対象としていますが、競艇予想情報についても同じく、的中や回収率を公的に認証する仕組みは確認できません。 サイトやレビューサイトが掲載する的中画像・回収率は、第三者が事後検証できない数字として読むのが安全です

また、消費者庁の特定商取引法ガイドは、通信販売の広告で「実際のものよりも著しく優良であり、若しくは有利であると人を誤認させるような表示」を禁じています。 高額な想定払戻金を前面に出した広告は、この観点からも冷静に見ておきたいところです。

ここまで料金や払戻金の数字の読み方を見てきました。すでにお金を支払ってしまっている状況でも、一人で抱え込む必要はありません。状況を整理する入口として、話を聞かせてください。

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課金前のチェックリスト

まとめ

スピナビについて、詐欺と断定できる公的な証拠は今回の調査では確認できませんでした。 一方で、運営会社の登記情報に閉鎖等年月日が表示されていること、所在地がバーチャルオフィスと同じ住所・同じ階であること、公式サイトの現在の稼働が確認できないことは、事実として確認できました。 縁起の良いプラン名や「想定払戻金」の数字ではなく、ここまでで確認できた事実をもとに判断することをおすすめします。最終的に判断するのは、あなた自身です。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。

ケンジ
ケンジ

最終的に判断するのは、あなた自身。その判断材料を増やすお手伝いだけは、ケンジがします。

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すでにお金を支払ってしまった、高額プランをしつこく勧められている──そんなときは、一人で抱え込まず消費者ホットライン「188(いやや)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。当サイトでも、サイト名・URL・勧誘文のスクショをお送りいただければ、確認しておきたいポイントを一緒に整理します。

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本記事は公開情報にもとづく検証記事であり、特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。 記載内容は取得日時点の情報です。 最新の情報は各公式サイト・公的機関の発表をご確認ください。

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